Don't Cry (ページ1)

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失恋ページ1

｢うわ…ひどい顔｣

朝鏡の前に立って絶句する。

こんな泣いたの久しぶりかも

昨日の夜大好きだった彼氏にふられた。

彼に話があるって呼ばれて2人で飲みに行った。

結婚もそろそろ考えてたしその話かなって正直ちょっと期待してた。

それなのに…

元彼『俺達…もう別れない？』

『え…』

元彼『Aのこと嫌いになったわけじゃないし、好きだけど…なんかやっぱ違うっていうか…』

『…』ちがうってなに？

元彼『お互いいい加減ふらふらしてちゃダメだと思って…』

『どうして…？なんでこんな急に』

元彼『…ごめん』

『……っもういい』ごめんって…

耐えられなくて店を飛び出した。

視界がどんどんぼやけていく。

『っく…っ…』

必死で我慢した。

だけど家についた途端に我慢の糸が切れた。

『うっ…うぇっく…』

プロポーズされるかもなんて浮かれてた自分をひっぱたいてやりたい。

おかげで夜は一睡もできなかったし顔はこんなだし。

｢なにやってんだろ、ほんと｣

こんな顔で会社行けないよ…

でも今日大事な会議があるし…

｢よしっ！頑張ろっ！｣

パンッ

頬を軽く叩いて気合を入れて私、キム Aは

出かける準備を始めた。