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知念side
慧ちゃんが初めて歩いたことに大興奮してしまった。慧ちゃんの手を取りながら喜んでたら、午前中だけ仕事だったひかと流星と亮平が迎えに来た。俺たちの雰囲気に
阿 「あれ?なんかいいことあった?」
知 「慧ちゃんが歩けたの!!」
藤 「えっ!?ほんまか!」
濱 「ほんま、ホンマ。」
八 「頑張ったなー。」
お迎えに来た人たちにも褒められてニコニコ顔。久しぶりにこんな笑顔見たなぁ。
知 「でさ、3人歩けたことだし、何かプレゼントして
あげない?」
藤 「確かにめでたいことやんもんな。」
岩 「なら、歩けたってことで靴は?」
阿 「ファーストシューズって言うんだよね。いいん
じゃない。」
濱 「親たちが"俺たちがあげたかった“って言いそう
やけど、早い者勝ちやな。」
八 「だね。俺たちで良いもの買ってやろうぜ。」
みんなが賛成してくれたから、早速お店に行った。
店員 「どんなものをお探しですか?」
岩 「歩き始めたんで靴を。」
店員 「ファーストシューズですね。こちらへどうぞ。」
藤 「うわっ。かわええなぁ。」
店員 「サイズとか測らせてもらってもいいですか。」
八 「はい。お願いします。」
最初のものだから良いものを履かせてあげたくてお願いした。店員さんが女の人だからちょっと怖がってたけど、避けて通ることは出来ないから少しずつ慣れてほしいな。
店員 「こちらなんていかがでしょう。」
知 「ありがとうございます。」
慧ちゃんたちに履かせてあげると、嬉しそうに立ち上がって歩こうとしてる。
伊 「あー、ちー、ひかっ。トコ、トコ。」
八 「おっ、慧ちゃん。あんよ、上手ねー。」
深 「ひー、りょへ。トコトコ、ギュー。」
阿 「辰くん。あんよ、上手になったね。」
神 「トコトコ。りゅせー、はまちゃ。」
藤 「ともくんも上手になったなぁ。」
嬉しそうにこっちに歩いてくれる慧ちゃんたち。やっぱり嬉しいよね。
店員 「良さそうですね。内履きはどうなされます?」
岩 「ダンス、好きそうだし、買っとく?」
濱 「これからも連れていくやろうしね。」
知 「音楽とダンスいっぱい触れさせてあげようよ。」
岩 「だね。それでは内履きも、よろしくお願いします。」
店員 「かしこまりました。」
外用と内用の2足を買うことが出来て、3人の親なんだって改めて実感できた気がする。
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作者名:いのふかゆとめめ | 作成日時:2023年11月22日 13時