検索窓
今日:5 hit、昨日:21 hit、合計:36,298 hit

お店へ ページ11

涼太side

もうそろそろ子どもたちが来るかな。夜の仕込みも終わったし開店までは時間あるから外で待ってようかな。

照 「あっ!パパー!」

涼太 「おかえり。みんな元気かな?」

康 「げんきー!なっ。」

全 「ねー!」

それぞれが元気って言ってるから大丈夫かと思ってたら、雄也くんと辰哉が

雄 「慧と大介、要注意。何かあったみたい。」

辰 「大介はあとで話聞いてみるね。」

雄 「慧はなんでもないって言ってるけど注意して見ておく。」

と言ってお店の奥に入っていった。お互いの長男が頼もしい。薮家も俺の家も共働きだからどうしても長男に負担がかかってしまって申し訳ないな。子どもの様子は親の努めなのに。

亀 「おぉ!薮家に宮舘家。いらっしゃい。あとでそっち行くからな!」

大貴 「まってるー!」

ラ 「まってりゅー!」

元気な返事のあとは勉強好きな亮平の言葉。

亮 「おべんきょうしてるね!」

亀 「亮平、えらい!みんなも宿題頑張れよ。」

照 「けいちゃんとりょうへいがいればだいじょうぶ。」

あっ、今子どもたちに話しかけてるのは、ここのオーナーの亀梨さん。家に誰もいないときの子どもたちの留守番のこと話したら、ここの奥を使わせてくれた人。本当に感謝しかないです!

涼太 「亀梨くん、いつもありがとうございます。」

亀 「いいんだよ。あいつら可愛くて仕方ないだから。」

そう言いながら子どもたちのところに行こうとする亀梨くん。薮家と俺の家がここに来る時はいつも子どもたちと一緒にいてくれるんだ。だから大介と慧ちゃんのことお願いしようかな。

涼太 「あの、亀梨くん。大介と慧がいつもと違うらしいのでちょっと見てもらってもいいですか?」

亀 「具合悪いのか?」

涼太 「長男たちの言い方は精神的っぽいんですよね。」

亀 「なるほど。力になれるかは分からないけど注意しておくよ。」

涼太 「すみません。本当は俺が行きたいんですけど、夜の開店準備がせまってるので。」

亀 「了解。頼ってくれて嬉しいよ。さて、ちゃんと宿題してるかな?」

涼太 「亮平と慧ちゃんは頭いいから、すぐ終わるけどあとはどうでしょうね(苦笑)。」

亀 「(笑)。なら俺がチビたちの相手しないと終わらないな。行ってくるわー。」

俺、いい人に恵まれてるよ。だからこそ亀梨くんに恩返しできるように仕事頑張らないとね!

宿題→←お迎え



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
238人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いのふかゆとめめ | 作成日時:2023年3月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。