誘拐未遂の話 ページ22
亀梨side
光一くんたちを薮家、宮舘家に紹介して正解だったな。慧たちもあんな怖い思いもうしなくていいと思うと嬉しいわ。
光 「…慧？眠いの？こっちおいで。」
慧 「お母さん、眠い…。」
翔 「辰哉と大介も眠いでしょ。パパとママのとこおいで。」
辰 「うん。だっこ。」
大介 「パパ。ぼくも抱っこ。」
慧は光に、辰哉は翔太、大介は涼太に抱っこされて眠りだしたから熱あるし、ブランケット持っていくか。
亀 「これでくるんであげて。」
光・翔・涼太 「ありがとうございます。」
完全に3人が眠ったところで光一くんが誘拐未遂のことについて聞き始めた。
光一 「眠ったか？眠ったならさっき言ってた誘拐未遂のこと聞かせてくれるか？学校でも対応していきたいから。」
宏 「はい。今から2年前で慧が2年生、大貴・辰哉が1年生のときです。4時間授業で給食後に帰ってるときに起きました。」
光 「今もそうですけど慧は女の子によく間違われるんです。」
翔 「辰哉も色の白さと体の細さから女の子に間違われていて、そのときに2人の大人に声かけられたみたいで。」
宏 「でも2人はそういうのに敏感で危ないと感じたようで逃げようとしたら手を引っ張られて車に乗せられそうになったみたいです。」
涼太 「そのときに大貴くんがいつもより大きい声を出してくれて、近所の人が出てきてくれたんです。」
光 「でも犯人が逃げるときに大貴は思いっきり叩かれたみたいで大人を怖がり始めて。」
涼太 「辰哉も慧も弟にはかっこいいお兄ちゃんでいたいから無理して学校に通ってたんですけど、やっぱり爆発してしまって。」
翔 「辰哉も慧ちゃんも不安定でやっと学年があがって、落ち着いて学校に通えるようになったのに、今日のことがあって…。」
光一 「そっか。大変やったな。ならバスは家の前につけられるように調整するからな。ここにいる幼稚園児組もあり得るしな。」
剛 「学校も防犯強めるし。」
宏 「！…何から何までありがとうございます。」
亀 「光一くん！親たちが両方とも仕事の時は俺が店で預かってるからそのときは俺の店にバスって可能？」
光一 「あそこの店やろ。家までの通り道やから大丈夫やで。」
亀 「よかった。こいつらに会えなくなるの寂しいからさ。」
涼太 「亀梨くんもありがとうございます。」
こういうのは安心材料が多い方がいいからね。でも実際はこいつらに会いたいだけ(^^)。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのふかゆとめめ | 作成日時：2023年3月26日 14時
