滝沢くんと話 ページ1
薮side
朝食をみんなで食べ、俺と岩本は仕事のために家を出た。
岩 「けいちゃん、まだ食欲なかったですね。大丈夫です
か？」
薮 「う〜ん。心の問題が大きいからなぁ。大人の時は我慢
できてたことが身体に出てきてるから、よっぽどなんだ
ろうな。」
岩 「滝沢くんに話して、早く解決するといいですね。」
薮 「そうだな。まずは仕事頑張って来るか！」
そう言って岩本と別れ、稽古を頑張ってこなして事務所に来た。
薮 「トントン。薮です。今よろしいでしょうか？」
滝 「おう、入れ。」
薮 「お忙しいところ、すみません。けいたちから新しいこと
聞けたので報告です。」
滝 「事務所関係だよな。」
薮 「はい。伊野尾が学生の頃、ジャニーさんの秘書に悪口を
直接言われてたそうです。」
岩 「そして同時期に深澤も言われてたそうです。」
薮 「小さくなってその秘書に怯えています。特に伊野尾は
体調崩すほどです。探していただけますか？」
滝 「当たり前だ。名前とか分かるか？」
岩 「2人とも"鈴木"って言ってました。」
滝 「また、どこにでもある名前だな(苦笑)。でもジャニー
さんの側近だった人はそんなにいないから見つかるは
ず。」
そう言ってタブレットを使って、スタッフを探してくれた。
滝 「該当するのはこれだな。」
と言ってタブレットを見せてくれた。そこにはマネージャーを統括する部署の1番偉い人だった。
岩 「この人の可能性高くないですか？新人マネージャーを
手駒にして暴力振るったんですよ。」
薮 「新人だから上司には逆らえないもんな。黒幕説有力だ
な。」
滝 「お前ら、いろいろ考えてるんだな。」
薮 「なかなか話さない2人だからこそ、話してくれたことは
解決してあげたいんです。」
岩 「話を聞いてると2人とも自己犠牲が強いんです。俺らを
守ってくれてたから今度は俺たちの番です。」
滝 「そういう性格を分かって犯人は狙うんだろうからな。
探ってみるよ。何か分かったら連絡する。」
薮・岩 「お願いします。」
滝 「ところでシェアハウスの方はどうだ？」
薮 「ワチャワチャしながらもやってます。小さくなっても2人
の空気を読む力はすごいです。」
犯人探しからシェアハウスの話になり、話に花を咲かせた。
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作者名：いのふかゆとめめ | 作成日時：2023年1月29日 18時
