【番外編】お前……誰かに惚れたんか？�� ページ5
＿＿ ＿＿＿…数日前
ある時。
こんな会話が私の耳をすり抜けたことから始まる。
「あらーっ！聞きましたよ！
Ａ先生とＢ先生ったらご結婚なさるんですって？」
『………！？』
「はは、そうなんですよ。近々結婚式を挙げるつもりでして。」
「まぁまぁ！素敵ですわ♡
式も段取りも決まってらして？」
「ええ、それが終わったら新婚旅行も行くので久々に有給を……」
何時もだったら真面目な仕事の話か上司の愚痴なので特に気にしていなかった。
“結婚”
その言葉がどうも耳に残る。
職場恋愛。教師同士…………
「…えーと？A先生大丈夫？」
『あっイエイエ！！元気いっぱいです！！』
顔立ちから尾の先までルックス完璧な悪魔が集まってる職場，
顔をまともに見ようとするとつい視線を逸してしまう。
それにこのトキメキ感………
ハッと先輩の顔を見上げると，とうとう自覚してしまった。
＿…まっ、待って、これが恋＿＿＿！？？
フラッ
「…えッ！？ちょっ、A先生ホントに大丈夫ーーｯ！？？」
◆
一方A捜索ツアーでは。
「不味い…ｯ、兎に角不味いぞｫｯｯ
纏めると非常にマズいぞｯｯｯ」
「とうとう語彙力無くなっちゃったか？」
「いや、でもツムル先生が焦るのも分かるわ。一大事ですもの」
「？？？
…ああ、そんなにA先生の事心配してるんです？」
「いえ、…いやそうなんですけど………。違うっていうか，」
「…？」
「…………彼女は、
誰と恋するのか分からなくて有耶無耶でしたけど，遂に結ばれたらそりゃもう……」
「そりゃもう？」
「この小説が終わっちゃいますって！！！」
「メタいな！」
ひそひそと女性には聞こえないようにボケとツッコミが繰り返される。
恐らく男としての最大限で最小限の配慮だろう。
どうやらAは色気づくだけでこんなにも騒がれるらしい。
「くッそこのままでは統括が主人公になってしまう………っ…」
「ならないよ！僕の事何だと思ってるの！」
「A先生がメインじゃなくなったら撤退しますから！！」
「だからなんないって!!!」
「(…幼稚な争いねぇ………)」
ギャーギャーと騒ぐ二人，
それを達観した目で見ている呆れたライム。
そんな状況をぴしゃりと遮ったのはモモノキのある言葉だった。
「………あっ!発見しました!!
…ん？彼女の隣にもう一人いますね………。」
【番外編】結局彼女は誰のモノにもならない.end→←【番外編】お前……誰かに惚れたんか？��
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ぬう(プロフ) - なんか、もう……ね？←ものすごく凄いと言う意味です。尊い タイトルだけで3話できるのは驚きです！更新無理せず頑張ってください (6月11日 2時) (
レス) @page10 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - soraさん» コメントありがとうございます〜っ！！！sora様から反応をいただけてとても光栄です…🥲上手く混ざっていたようで良かった…！これからも楽しんで下さいませ〜！！ (2023年4月11日 12時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 待ってました！続編おめでとうございます！ギャグとシリアスが絶妙に混ざりあっていて、読んでいてとても楽しいです！これからも応援しております (2023年4月10日 21時) (レス) id: 94a08e502e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukinkonohome1
作成日時：2023年4月10日 21時
