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八話 ページ10

翌朝

灰原に反転術式を施した家入硝子は医務室へ様子見に来ていた。

硝子「灰原ー、起きてるか?」

医務室のカーテンを開けるとまだぐっすりと眠っている灰原。

硝子「そろそろ起きないと遅刻するぞー。」

簡単には起きないと思ったのか、硝子は布団を取り上げる。

硝子「おい、はいは……ら。」

布団を取り上げたことで隠れていたAの姿が露わになる。

寝ていたことで着崩れた着物は第三者から見たら情事後に見えなくもない。

灰原「あっ……硝子さん…。おはようございます…。」

片手で目を擦りながら、半分寝ぼけた状態で硝子に挨拶をする灰原。

硝子「おい、灰原。気持ちは分からんでもないが、医務室ではやめろ。」

灰原「えっ?なんのことですか?」

硝子「お前、自分の横見てみろ。」

灰原の横には着崩れた着物の合わせ目から谷間が覗き、太ももまで着物がめくれた女性…もといAが。

灰原「



えぇぇぇ?!


灰原の叫びが響き渡った。


貴女「うるさいなぁ。もう少し寝させてよ…。」

ゆっくりと不機嫌なAが目を開ける。

灰原「ちょっ…A!前隠して!!」

起き上がったことで更に下がった着物。


ガラガラ



五条「朝から騒がしいぞ硝子〜。後輩襲ってんじゃねぇぞ。」

騒ぎを聞きつけた夏油と五条が医務室に入ってくる。

夏油「そんなことあるわけないだろ悟。硝子は年下に興味なさそうだし。」

硝子「黙れクズ共。私がそんなことするわけないだろ。」

五条「じゃあ、なんだよ。あの灰原の叫びは。」

問いかける五条が近づくと、硝子は無言でカーテンを更に開けて顎で指す。

五条「えっ?なにこれ、幻影?」

夏油「灰原…?まさか…怪我してたのに…。」

驚きで固まる五条と夏油


灰原「違いますよ!!なにもしてないですって!!」

慌てて弁明する灰原と回らない頭で状況をなんとか理解するA。そして、Aの頭にある考えが浮かぶ。

貴女「そんな冷たいこと言わないでよ。昨日は一晩中、私のこと温めてくれたじゃない。」

灰原の肩に手を這わせ、脚を絡めるA。

硝子「灰原…。このクズ共のクズさが移ったか…。」

五条「クズは傑だけだろ、俺は灰原にこんなこと教えてねぇし。傑だろ。」

夏油「失礼だな。後輩にこんなこと教えるわけないだろ。」

灰原「だから、なんでもないですって!Aも悪ノリしないでよ!!」

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ラッキー - はじめまして。神小説堀当てて舞い上がってる者です。これからも更新待っています。頑張ってください。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 26b27daa61 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白(面白い)♪ - 中々見ない小説のタイプですが!!面白そうですね。更新待ってます!!! (2021年3月2日 4時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菜 | 作成日時:2021年2月18日 12時

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