一話 ページ3
貴女side
時の器の会とかいう非術師の依頼で呪霊を捕獲することになった。
あちらは呪術師を嫌うようだが、目的のために手段は選ばなかったらしい。
捕獲して持ち帰れば報酬は30億。術師としてフリーの私にはありがたい額だ。
普段なら反術師の組織の依頼は受けたくないが、億の一現在の力関係ご覆される事があったら、こちら側にツテを作ることに損はない。
まあ、天変地異でもこおらない限りあり得ないが。
情報通り呪霊が出現するという場所を散策していると
貴女「ビンゴ♡」
強い呪力の気配。ただ、呪霊とは違う気配も少し混じっている。
おそらく別の呪術師。
交戦している可能性もある。
最悪祓われてしまったら、依頼主のお小言がうるさい。
術式を発動させ、無数の弦を放つ。
森の木々を伝わせ、呪霊の居場所を探る。
しばらくして、私から100〜150m離れた場所から強い振動を感知する。
貴女「そこか。」
弦を手繰り寄せ、震源地まで急ぎ向かう。
すると、人間よりかなり大柄な呪霊の姿を捉えた。
貴女「操弦呪法、金縛り!!」
呪力を込めた弦を呪霊に放ち完全に動きを止める。
呪霊の周りには怪我を負っている男が二人。
渦巻きのボタンに黒に服。この格好をしていて呪霊に関わるとしたら
貴女「高専側に先を越されるなんてついてないわぁ。」
まあ、生きていると言っても傷だらけ。もう術式を発動できる様子もない。
呪霊「あ“あ“あ“、はなぁぜぇぇぇ。」
呪霊が弦を解こうと抵抗するが、
貴女「無駄よ。動けば動くほど糸は締まっていく。大事な金づるなんだから、大人しくしててちょうだい。」
呪霊が動こうとすればするほど、弦は食い込み痛みを与えていく。
一度金縛りに捕まったら逃れることはできない。姿形を自在に変形させられるなら話は別だが。
森に張り巡らせた弦から周辺の状況を把握する。この近くに呪霊の気配はない。
呪霊のせいかボロボロの二人を見る。
貴女「二人とも、意識はある?」
灰原「はい!助けてくれてありがとうございました!」
目の大きな少年が怪我をしているにも関わらず元気に答える。体大きいし、犬みたい。ゴールデンレトリバーみたいな?
貴女「そっちの金髪くんは…。ゴールデン君よりは軽症そうだけど、歩けなさそうね。」
ゴールデンレトリバー君は警戒してる様子0。金髪くんは警戒しているようだが、どうせ動けないだろう。
良いこと思いついた
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ラッキー - はじめまして。神小説堀当てて舞い上がってる者です。これからも更新待っています。頑張ってください。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 26b27daa61 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白(面白い)♪ - 中々見ない小説のタイプですが!!面白そうですね。更新待ってます!!! (2021年3月2日 4時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪菜 | 作成日時:2021年2月18日 12時