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これが現役DKか、なんておっさん臭い事を考えてしまうくらいキラキラとしている彼らを眺めていれば、ガラリと手近な扉が開いた。
｢皆！遅くなってすみません！｣
｢集合ー！｣
｢って、え？｣
入って来たのは武ちゃんと……烏養コーチだ。生徒達は困惑した様子で、坂ノ下商店の……とざわついている。ああ、今日が丁度旭さん復帰の時なのか。旭さんが久しぶりにコートに立って、スガさんにトスを呼ぶ。ノヤっさんがカバーに入る。あの場面は何度見ても心が震える大好きな場面だ。それを間近で見られるなんて。
｢幸せもの、だ。｣
ぽつりと呟く俺の声には誰も気付くことなく、武ちゃんの話を聞いている。烏養コーチが見ている中練習が再開され、武ちゃんが此方に歩いて来た。
｢冬郷君、お待たせしてすみませんでした。彼は烏養君。前に烏野で監督をしてらした、烏養監督のお孫さんです。｣
｢えぇ、ここを強豪校に鍛え上げたって噂の監督さんですよね。冬郷志摩です、よろしくお願いします。｣
ぺこりと頭を下げ手を差し出せば、烏養コーチも名乗りつつ手を握ってくれた。トリップして初めての推しとの接触。心臓がバクバクいってるし涙出そう。必死に耐え武ちゃんを見ると、知ってたんですね、とはにかんでいた。可愛すぎて爆発するかと思いました。まる。
｢どうですか、見ていた感想は。｣
｢皆凄いですね。……俺、未経験者なんです。今更入って迷惑にならないかと心配で。｣
｢確かに今年は皆経験者ですが……誰しも、最初から出来る訳ではありません。1年の日向君だって、試合回数は未経験者とほぼ同じですよ。中学時代ずっとチームメイトが居なかったそうですから。｣
唸りつつ携帯を弄る烏養コーチを横目に、武ちゃんとぽつりぽつり会話を交わしていく。日向には誰しもが目を見張る運動神経がある。生粋の主人公タイプ、同じ土俵とは到底思えない。
ぞろぞろと体育館へ入って来た町内会チームの面々は、皆一様に懐かしいと声を上げた。
｢悪いなお前ら、急に来てもらって！よーし、そろそろ始めるぞー！｣
｢オース！！｣
烏養コーチの声にぞろぞろと集まる生徒達の中、ノヤっさんだけが下を向いて動こうとしない。お前も早く、と急かされるのを大地さんが慌てて止めるが、町内会チームに参加する事で纏まった。外に旭さんが居るのを日向が見つけ、事情を知らない烏養コーチが入るよう促して……そうして入って来た旭さんを見た時、ノヤっさんが一瞬泣きそうな顔をした。
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モブ - 今、更新はして無いんですか？すっごく好きな小説です！ (2020年8月20日 19時) (
レス) id: 66352f2bb5 (このIDを非表示/違反報告)
つむ狐(プロフ) - ゆきねこ。さん» ちまちまでも嬉しいです…！！いつまでも待ち続けます！！急かすような言動失礼しました…(汗) (2020年4月16日 0時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - つむ狐さん» ちまちまですが更新していきます！だいぶ亀ですがお待ちいただけたら幸いです〜！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: 3dc1d9999b (このIDを非表示/違反報告)
つむ狐(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです！もうこの小説は更新されないのでしょうか…？ (2020年4月15日 23時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
あずき♪（チームあみ） - 失礼します 夢主が腐男子は神でした。すごい面白いです！！！頑張ってください (2020年3月11日 9時) (レス) id: ab8cadff73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月3日 7時
