【ここは】気づいたら学校【どこ】�� ページ36
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こわいおじさん。そいつにお兄ちゃんとやらを会わせて、どうなるのか。それはその子供も分からないらしかった。兎に角会わせたいだけらしい。
｢わかった。そのお兄ちゃんとやらが見つかったら、俺達は帰して貰えるんだな。｣
｢うーん、よねんせいの子はそうやっていってた。おっきいお兄ちゃんたちはまちがえてつれてきちゃったって。｣
｢……そうか。なら、俺達もそのお兄ちゃんとやらを一緒に探してやるよ。｣
｢田中！？｣
勝手に協力宣言をかました田中に、木下が驚きの声をあげる。斯く言う俺も頭を抱えたが。何でこいつは勝手に突っ走るんだ。まだその子供が信用できるかもわからないのに。大体、こんな訳の分からない場所で、血塗れの子供を信じろ、なんて。
｢おい、龍。｣
｢……ノヤっさん。｣
｢そいつは大丈夫なんだな？お兄ちゃんを探せば皆帰れるんだな。｣
｢そうだな。けど保証はねぇよ。｣
｢なら良い。少しでもその可能性があんなら、後輩がいるこの状況でそれに縋らねえわけいかねえだろ。｣
それに、龍が言ってんだから間違いねえよ。そう付け足して笑う西谷に、俺達は呆気に取られた。確かに、後輩を帰す手段が存在するなら、それが不確定要素でも試す価値はあるかもしれない。けれど、それが元で危険な目にあう可能性だってあるのに。そう思った俺を見透かしてか、西谷がにかりと笑った。
｢龍はな、霊の善し悪しがわかるんだよ。｣
｢エッ｣
｢の、ノヤっさんそれは言わないって、｣
｢こんな状況なんだから言うべきだろ。力達はそんな事で一々引くような奴らじゃないって、お前も言ってたじゃねーか。｣
ピシリと固まった俺と木下の反応に慌てた田中が西谷を止めようとするも、ばっさりと正論で切り捨てられてしまう。詳しく話すと、と言葉を続ける西谷と田中に、俺たちは向き直ることしか出来なかった。
｢……じゃあ、田中と西谷は霊が見える体質で？田中は祓えるし西谷は逆に引っつけてきちゃうと。｣
｢おう。まぁそんな対した事は出来ねぇけどな。そこまで力強くない霊なら祓える程度だ。｣
｢十分凄いよ……俺霊見た事すらないわ……｣
おバカ2人から聞かされたとっ散らかりまくっている説明を要約すると、田中から肯定の頷きが返ってきた。どんな霊が相手だろうと、そもそも祓うなんて所行ができる時点で凄いのだ。木下の言葉に同調して頷く。
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モブ - 今、更新はして無いんですか？すっごく好きな小説です！ (2020年8月20日 19時) (
レス) id: 66352f2bb5 (このIDを非表示/違反報告)
つむ狐(プロフ) - ゆきねこ。さん» ちまちまでも嬉しいです…！！いつまでも待ち続けます！！急かすような言動失礼しました…(汗) (2020年4月16日 0時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - つむ狐さん» ちまちまですが更新していきます！だいぶ亀ですがお待ちいただけたら幸いです〜！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: 3dc1d9999b (このIDを非表示/違反報告)
つむ狐(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです！もうこの小説は更新されないのでしょうか…？ (2020年4月15日 23時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
あずき♪（チームあみ） - 失礼します 夢主が腐男子は神でした。すごい面白いです！！！頑張ってください (2020年3月11日 9時) (レス) id: ab8cadff73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月3日 7時
