轟から飯田へ �� ページ46
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ステインは強い。けれど、此処で活躍出来ないようじゃこれから先やっていけない。1つ1つの動きが2択3択を迫ってくるのなら、オールマイトじゃないけど更に上から捩じ伏せてやる。常に敵の次を予測し、躱し、攻撃。3人を背に庇い、焦凍君と共に炎で攻めていれば、飯田君が震えた声で叫びを上げた。
｢何故……君らは…何故だ……やめてくれよ……兄さんの名を継いだんだ…僕がやらなきゃ、そいつは僕が……！｣
｢継いだのか、おかしいな……！｣
飯田君の言葉に答える様に、一気に個性を繰り出しステインとの間に氷壁を作った焦凍君が、前を見据えながら言葉を吐く。俺は何も言わない。これは彼等が生み出す物語であり、友情であり、成長だ。首を突っ込んでいい話じゃない。
｢俺が見た事あるインゲニウムは、そんな顔じゃなかったけどな。お前ん家も裏じゃ色々あるんだな。｣
｢轟くん……っ！？｣
焦凍君を呼んだデクくんが、驚いた様に息を飲んだのが僅かに伝わる。そろそろ動ける様になるのだろう。この氷壁が壊されたら、直ぐに焦凍君の左腕目がけてナイフが飛んでくるのは分かっている。が、最初から庇っていてはナイフの飛ぶ位置がずらされる可能性がある為、ギリギリで庇わねば意味が無い。咄嗟の炎で溶かしきれればいいが、或いは……自分の右腕を犠牲にするしかないだろう。
そうこう考えているうちに間にも、氷壁はステインの手によって切り刻まれていく。
｢己より素早い相手に対し、自ら視界を遮る……愚策だ。｣
｢そりゃどうかな。｣
今だ。炎を纏った焦凍君の左腕を、右腕で庇う。炎を纏わせたものの、やはり一瞬では溶けきらなかった様だ。寧ろ歪に歪められた狂気は、深々と己の右腕に刺さる。
｢！？A！！｣
｢ってぇな……クソ、｣
あまりの痛みに思わず顔を歪めそう呟くが、上に飛んだステインは痛みに耐える時間を待ってはくれない。すぐさま上を見据える。と、デクくんがステインに向かっていくのが見えた。掛けられていた個性が解けたのだ。
｢緑谷！｣
｢なんか普通に動ける様になった！！｣
｢時間制限か、｣
｢いや、あの子が1番最後にやられたハズ……俺はまだ、動けねえ、！｣
デクくんの言葉に1つ憶測を立てた焦凍君の言葉に否を示したプロヒーローは、苦しそうに眉根を寄せた。彼は飯田君が駆けつける前から個性を掛けられていたと考えるのが妥当だが、一体個性の最長時間は幾つなのだろうか。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
