轟さん家の親子事情 �� ページ36
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道場で対面したエンデヴァーさんに、出し抜けに言われた言葉に頷く。俺の個性の把握と、どのくらい扱えるのか。それを効率良く見るために手合わせをしようと言うことらしい。内容は兎も角、1人隅にいる事を命じられた事に不満があるのだろう。焦凍君が小さく舌打ちをした。俺が居ない間もこんな調子だったんだろうか。全くすれ違いばかりの親子である。
｢今からだ。掛かって来い。｣
｢はい。｣
焦凍君が隅に移動したのを横目で確認し、俺に向き直って構えたエンデヴァーさん。俺もそれに倣って構え、合図に頷き左足から氷結を放つ。初めに焦凍君とダブる個性を見せて、注意を引きつける作戦だ。焦凍君は右半身からだが。案の定驚いた顔のエンデヴァーさんが身を捩り青い炎を出す。青い炎は赤い炎より温度が高い。みるみるうちに溶けていく氷柱達を他所に、今度は両手から爆発を起こし彼の背後へと移る。かっちゃんの技だ。即座に振り返った彼の炎に焼かれそうになりながらも、なんとか回避し床に転がる。
｢動きは良いが、素早さに欠ける。そういう柔軟な動きに焦りはいらん。｣
片膝をついた体制の俺へと、エンデヴァーさんが近づいてくる。3歩、2歩、1歩。今だ。
間近に来たのを見計らい、瞬時に彼の目の前へと掌を向ける。ボン！と派手な音をたて起こした爆発に、彼が飛び退いたのを確認し立ち上がった。もう一度氷結を彼に向け放ち、地面共々氷漬けにする。今度は退いた先まで一気に凍らせた為、反応が遅れた様だ。しかしすぐ溶かされてしまうだろう。拘束も一時的なものに過ぎない。
｢氷は俺に溶かされるとわかってるだろう！｣
｢だからこそです！っ、うらぁ！！｣
｢！！純水じゃないのか…！｣
水と光で生成した電気を、遠慮無くぶつける。ボルト値は高いがアンペア値は低い。死にはしないが、それでも気絶させるくらいには浴びせた。僅かに痛み始めた頭を抑えつつパリパリと青い電気が纏わりつく身体を鎮める。
｢……で、次は何だ。｣
｢……！！｣
片膝をつき、腕で目を庇うように覆ったまま動かなかったエンデヴァーさんが、ゆっくりと腕を下ろす。嘘だろ、気絶させる気で浴びせたのに……！
慌てて風を発動させ、彼を中心に竜巻を起こす。かまいたち。服を切り刻まれながらも抵抗がしきれていない彼を見るに、先程の攻撃が効いてないわけではなさそうだ。突如、彼の顔を庇っていた筈の手が振り上げられ、反射的に個性を解除した。手まで、切ってしまう。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
