轟さん家の親子事情 �� ページ35
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｢それでね、エンデヴァーさんったら毎年聞いてくるの！今の子供が喜ぶものはなんだ！って。恒例行事。｣
｢あ〜、しそうですね。答えどうしてるんですか、それ。｣
｢その時の焦凍君の年代で流行ってる文房具とか、靴下とか……あ、小さい頃はヒーローの玩具とかもかな？皆で試行錯誤するんだけど、毎年お蕎麦に惨敗みたい。｣
1日目はサイドキックの事務仕事を教わった。正直サイドキックさん達が忙し過ぎて俺等は空気だったけれど。今は2日目のパトロール中、女性のサイドキック…フレンディさんが一緒に連れ立ってくれている。焦凍君はエンデヴァーさんに連れられて道場だ。本人は全力で嫌がってこっちに来ようとしていたが、親子水入らず。サイドキックの皆が気遣って2人きりにしてしまった。普段の親バカっぷりが凄すぎて、焦凍君が嫌がる理由がわからないのだろう。知らないとは時に残酷だ。合掌。
まぁ、それでも俺が助け舟を出さなかったのは、良い機会だと思ったからである。お互い本音でぶつかってガッツリ喧嘩してしまった方が、冷戦状態に終止符を打ちやすくなるだろう。何も伝え合わずにすれ違うより、ぶつかり合った方がはるかにマシだ。
｢ねぇ、A君は何でヒーローに？｣
｢俺ですか。俺は…大切な人を守れる様になりたいからです。｣
俺の返答に、フレンディさんがキラキラと目を輝かせる。何か盛大な勘違いをされていそうだ。人達、の方が適切だったなと今になって後悔する。まぁいいか。
指定された区画をあらかた見終わったところで、前方を歩いていたフレンディさんが無線通信を始める。暫く何か話した後、くるりと此方を向いた彼女は、帰りましょ、と笑った。
｢エンデヴァーさんが、帰ったら道場の方に来いだって。心読みが頑張ってくれたみたいよ？良かったね！｣
｢え、本当ですか。心読みくんにお礼言わなきゃなぁ。明日から同行させて貰えるように頑張ってきます。｣
｢うん！頑張れ頑張れ！若者よ！｣
｢そんなに歳変わらないですよ。｣
｢本当は今回、俺は焦凍だけにスカウトを飛ばすつもりだった。お前を選んだのはうちのサイドキックだ。そのサイドキックがお前は凄いんだと言い張った。……彼奴はへっぽこだが、人を見極める腕は確かだ。だからこそ、お前を試す。｣
｢はい。｣
｢今からここで、俺と手合わせだ。焦凍は今後の参考に隅で観ておけ。｣
｢わかりました。｣
｢……っち、｣
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
