名前をつけてみようの会 ページ25
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体育祭で負った怪我も、疲れも癒えた今日。雨。2日間の休みを通して俺は本当にじっくり寝た。今までの睡眠時間に計算したら本当、1ヶ月分は寝たのではないかと思うくらいには寝た。結局かっちゃんは2日とも泊まって、今現在俺と一緒に駅までの道を急いでいる。
｢てっめえ起きんの遅せぇんだよ！！間に合うんかこれ！！｣
｢ごめんって！でもかっちゃんだってしっかり一緒に寝てたじゃん！！｣
｢うるせぇ！！｣
端的に言えば寝坊した。休み最後の日はお互い特にすることも無くだらだらして、1日の殆どを抱き締めあって寝ていた。それだというのに、そのだらだらが祟ったのか。朝起きたらいつも家を出る時間をはるかに過ぎていた。
来ていた電車に慌てて乗車し一息つく。朝から死ぬほど疲れたが、沢山寝たおかげで頭はすっきりとしていた。出勤ラッシュの電車は人が敷き詰められていて、無駄に息苦しい。かっちゃんをドア側に位置させ、向かい合う様な形で俺はかっちゃんの顔の隣に腕をついている。
所謂壁ドン状態だが、これでかっちゃんは人に埋もれなくて済む。自分を褒め讃えたい程自然な流れでその位置を掴んだ筈なのだが、やはり彼は自分が護られているような状態が腹立たしいらしい。眉間に皺を寄せ此方を見つめていた。
｢てめぇ、俺との間に態と隙間作っとっただろ。｣
｢あは、バレた？でも息苦しくなくて良かったでしょ。｣
｢守られてるみてえできめぇんだよ。｣
｢はいはい。この3日間お世話になったんだから、このくらい良いでしょ。｣
やっと解放された雄英最寄りの駅で、軽口を叩きあいながら改札を抜ける。時計を見ればなんとか間に合う時間で、心の底から安堵した。いつも早めに着くように家出てて良かった。
｢あっ、あの！A君ですよね、雄英の！｣
｢へ？あ、はい。｣
｢ば、爆豪君もいる……！｣
駅から雄英までの道のりはさほど遠くはない。が、ゆっくり歩いている時間も無い。そんな中声を掛けられ振り向けば、高校生だろうか、3人の女子に詰め寄られた。
｢体育祭観ました！あの、とってもかっこよかったです！｣
｢準決勝2人の試合、とっても力籠りました！！これからも頑張ってください！｣
｢あはは、ありがとう。これからも応援お願いします。急いでるから、またね。｣
純粋に嬉しいが、今は時間も無い。柔らかく急いでることを告げ、足早にその場を去る。かっちゃんは彼女達に何も言わなかったけれど、それも彼らしいと思わず頬を緩めた。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
