緑谷とエンデヴァー �� ページ3
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己の左手を見つめる。俺にだって出せる威力には限度があるのだ。先程自分で言った言葉は、自身がそうだから言えた言葉。だからコスチュームで許容超過の爆破を、ノーリスクで撃てるよう考えたわけだしな。そんな事を考えていれば、突然隣にいる猫っ毛が俺の左手を握った。
｢あ？なんだよ。｣
｢そういえば痛そうにしてたから。無茶な爆破おこしてたし、どこか傷ついてるかもだからさぁ。｣
一応治癒、と言って手を握る。何でクソデクと舐めプの対戦を、こいつと手を繋ぎながら観なきゃならないのか。思わず眉を顰めるが、ふと隣を見れば猫っ毛が眉を下げていた。舐めプ野郎とデクの話を聞いた時と似た表情。ぎゅう、と手を握る力が強くなった。
｢おい。｣
｢え……あ、ごめん。もう終わったよ〜。｣
思わず声をかけると、力を強めていた事に気付いたらしい猫っ毛が慌てて手を話そうとする。俺は軽く舌打ちをし、そのまま握り直した。困惑した様に首を傾げるコイツに、今回だけだからなと言えば納得したように頬を緩める。笑ってんじゃねえよ。ありがとう、と言い握り返してくるその力は、先程よりは柔らかかった。
｢轟、緑谷のパワーに怯むことなく近接へ！！｣
フィールドを見れば、ナードの右手が親指を残し全滅していた。すかさず繰り出される氷結に、左手の指を使う。彼奴の個性が結局何なのかはわからない。少なくとも中学まで無個性だったのは確かだ。ガキん頃から発現してたなら、こんだけの怪我を隠してこれた筈が無い。
舐めプがデクの脚を凍らせた。その隙に近寄ろうとする奴をデクが思い切り吹っ飛ばす。左腕を犠牲にしたのだ。そんな中何処かを一瞥する舐めプに腹が立つ。彼奴は、何を見ているんだ。
｢圧倒的に攻め続けた轟！！とどめの氷結をーーー…｣
｢どこ見てるんだ…！｣
プレゼント・マイクがとどめと称した舐めプの氷結は、デクの個性で壊された。飛ばされた彼奴は氷結を背に張り何とか凌いだらしい。デクは壊れた
指で先程の個性を発動させたらしく、1本だけ変色がえぐい。
｢………っ！！皆…本気でやってる。勝って…目標に近付く為に…っ、1番になる為に！
半分の力で勝つ！？まだ僕は君に、傷1つつけられちゃいないぞ！全力でかかって来い！！｣
個性の反動でぐちゃぐちゃになった右手を無理矢理動かし、拳を作ったデクが吼える。デクと考えが一緒なのは癪だが、その通りだ。俺が舐めプに苛立っている理由がそれである。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
