休め振替休日 �あ┯矯�5巻終了 ページ19
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頭を撫でた手をゆっくり下ろす。大事な物が見つかったと言う焦凍君は、ほんの少し眉を下げた。俺の下ろした左手を追う様に掴んだ彼は、ぽそりと問うた。
｢会って……会って、話をしようと思う。｣
｢………うん。｣
｢……俺に、救えると思うか。｣
｢……焦凍君なら救えるよ。｣
どこか縋る様な目で此方を見る焦凍君に、出来るだけ優しく微笑む。そして掴まれた左手をぎゅっと握り返した。彼が何を考えて俺にそれを問うたのかは分からない。俺達が立ち聞きしていたのを知っているのか、ただ単に救えるよと肯定して欲しかったのか。分からないけれど、俺は俺の本心を彼に伝える。シンプルな、だけど背中を少しでも押せるように。
｢絶対、大丈夫。……ね。｣
｢お疲れっつうことで、明日明後日は休校だ。
プロからの指名等をこっちでまとめて、休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけ。｣
相澤先生はそう言い残し教室を去っていった。さて帰るかと支度をし始めた時、デクくんに呼ばれ振り向く。今日はよく呼ばれる日だ。
｢A君。｣
｢はーい、どうしたの。｣
｢今日は誰かがA君の家に泊まりに行こうかって話してるんだけど、A君自身は良い……かな。｣
どういう事だ。デクくんの言葉に首を傾げれば、怪我人だから、と返された。
何でも、怪我を治すには体力が必要。つまり、しっかりとご飯を食べて寝なきゃいけない。不眠症の俺が今ちゃんと寝られるには、ここの誰かを抱き締めて寝るか睡眠薬で頑張るかだ。個性を無理矢理許容オーバーさせるやり方は、体力回復に繋がらないので却下。
｢俺は寧ろ有り難いけど、皆それぞれお家で御家族と過ごすでしょ。｣
｢うーん、一旦家帰ってから行くって手もあるけど。｣
｢あはは、そこまでしなくても大丈夫だよ。｣
三奈ちゃんの申し出にありがとうと返す。睡眠薬でも頑張れば寝れる……多分。だからそんなに気を使わないで大丈夫なのだが。皆優しいから、きっと無視出来ないのだろう。なんだか申し訳ない。
｢うだうだうっせえな。猫っ毛、帰んぞ。｣
｢え？あ、うん？｣
金メダルを乱暴に鞄へ仕舞ったかっちゃんが俺を呼ぶ。何となく反射で其方へ駆け寄れば、彼は満足した様に頷いて扉へと歩を進めた。
｢あ、おい！爆豪！｣
｢要はこのクソ寝かせりゃ良いんだろ。｣
｢え？あ、おう。それってどういう、｣
鋭児郎君の言葉を遮る様に教室の扉を閉めた彼は、飄々と昇降口を目指す。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
