いざ決勝 �� ページ13
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次が決勝だ。あのクソ猫っ毛の所為で負った手へのダメージも、少し和らいだ。殺らなきゃ殺られる、完全にその頭で最後の一撃を放った。それ程までに、あいつは強いのだ。悔しいが、少しは認めても良いと思っている。勿論俺のが強いのだが。
思い切り戦えた事に少しの爽快感を感じているのにもイラついて、控え室の扉を蹴り開ける。中に居た半分野郎が緩りと此方を見て……
｢あ？…あれ！？何でてめェがここに…控え室……あ、ここ2の方かクソが！！｣
扉の表示を見れば、俺の控え室である1ではなく2。半分野郎は騒ぐ俺を一瞥し目を逸らした。相変わらずどこ見てんだ、あいつは。
｢部屋間違えたのは俺だけどよ…決勝相手にその態度はオイオイオイ……どこ見てんだよ半分野郎が！！｣
ボン、と半分野郎の目の前で爆破をおこす。机が少し焦げたが、知るか。暫くぼけっと机が煙をおこす様を眺めていたこいつは、ぽつりと呟く様に言葉を紡いだ。
｢それ……緑谷にも言われたな。
あいつ無茶苦茶やって、
じっと己の手を見つめながらそう言うこいつに、少し息をするのを忘れる。さっきまでナードの事すら見てなかった癖に、今はナードばっかりで俺には興味無いってか。
｢幼馴染なんだってな。昔からあんななのか？緑谷は……｣
君が、助けを求める顔してた。
大丈夫？たてる？
半分野郎の言葉に、過去の
けど。あいつに勝って、全てに勝つ。その為には、過去の記憶からも目を逸らしてはいけない。思わずギリ、と歯噛みした。
｢あんなクソナード……どうでもいいんだよ！！｣
半分野郎の机を蹴り上げる。もうあんな、俺を見下す様な目はさせない。デクもこいつも超えて、ここで1位になってやると。這い上がると決意したのだ。
｢ウダウダと、どうでもいんだよ……てめェの家事情も気持ちも…！どうでもいいから、俺にも使ってこいや
そいつを上から捩じ伏せてやる。｣
そんで、俺がトップだ。
全力の奴と戦わなきゃ意味が無い。デクが言った通り、半分の力で勝とうなんざクソな考えは捨て去れば良い。これだけこいつに苛立つのは、舐め腐った態度を取るからか。それが最近までの自分と重なるからか。それはわからない。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
