いいぞガンバレ飯田くん！ 後日談 ページ48
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｢…おい、猫っ毛ヤロー。｣
｢んぁ、どうしたの？｣
突然かっちゃんから呼ばれ、首を傾げる。何か呼ばれる様な出来事があっただろうか。今日関わった事といえば、助けて貰った事と……あ。
｢てめぇ…かっちゃんっつったろ。デクと同じ呼び方してんじゃねえ…！｣
｢えぇ〜マジギレ……別にかっちゃんって良い呼び名だと思うけどなぁ。｣
｢てめェが良くても俺が嫌なんだよ！！｣
怒るかっちゃんに、もう俺は開き直った。心の中でかっちゃんと呼んでいた事がバレたのなら、もう隠す必要は無い。そのままかっちゃんと呼ぶ事にした。いつか慣れるだろう。
｢お前ら仲良いな〜。｣
｢良くねぇ！！｣
｢あ、鋭児郎君。｣
｢お、A。俺の事も名前で呼んでくれんのか？｣
｢ごめんねぇ、実は心の中で名前で呼んでた。｣
｢全然良いぜ！｣
｢俺を無視すんな！！！｣
流れで鋭児郎君を名前呼びする事に成功した。かっちゃんは余程呼び方が気に入らないのか、さながら手負いの獣だ。鋭児郎君と顔を見合わせ苦笑を零す。このまま他の人達とも名前呼びしたいなぁと思いながら、ふと教室の扉を見ればデクくんがドアを開け帰るところだ。俺は慌てて鞄を持ち、2人に別れを告げる。
｢ごめん、俺もう帰るねぇ。また明日、鋭児郎君、かっちゃん。｣
｢おー、また明日な！｣
｢てめぇ逃げんのかコラ！！｣
怒鳴るかっちゃんを振り切り、デクくんを追う。今日は一緒に帰ろうと思っていたのだ。
｢デクくん、まっ…て、｣
｢えっ、A君？｣
俺の声に気づいたデクくんが立ち止まった。連日の疲れでぶっちゃけもう体力が限界だった。ふらふらになりながらデクくんを追い掛ける。
｢は、……、デクくん、一緒に帰ろ〜。｣
｢いいけど、かっちゃんと話してたんじゃ…｣
｢大丈夫だよぉ。さ、帰ろ。｣
ちらちらと後方を気にしながら問うてくるデクくんに、息を整え大丈夫だと返す。そのまま談笑しながらデクくんと帰路についた。
｢あのさ、A君。いつもちゃんと寝てる？｣
｢んぇ？突然どうしたの？｣
デクくんの唐突な問いに思わず首を傾げる。眠そうだと言われた事はあれど、こうして正面切って寝ているかを問われるのは初めて…だよな？忘れてるわけじゃなければ、初めてだ。正直俺が寝てなかろうが誰も興味ないだろう。
｢皆気にしてるよ。日に日にクマが酷くなっていくし、この間のヒーロー基礎学、倒れて寝ちゃったって。｣
｢えぇ……皆いい人だねぇ。｣
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ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» 続編でもよろしくお願いします(*´ω｀*)励みになります！！ (2018年2月10日 9時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - hshs(*´Д｀≡´Д`*)hshs ヤバい、ヤバい、興奮し過ぎて、ﾌｵｵｵ(^q^三^p^)ﾌｵｵ (2018年2月10日 5時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ナマコカードさん» 大丈夫ですよ！これからも読んで下さると嬉しいです(´ω`) (2018年2月7日 22時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコカード - すみません、設定できたのですね。気づきませんでした。すみませんでした。 (2018年2月7日 18時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコカード - (名前)(名前)だと→【例】ひろしひろし という名前になってしまうので、(人1)で苗字を設定させるか、固定させた方がいいと思います！ (2018年2月7日 18時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月2日 16時
