スタートライン ページ24
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もうだいぶロボも居なくなった。皆が倒したからだろう。身体中が痛いし、頭がガンガンする。目の前がふわふわしている感じだ。
｢うわぁぁあ！！｣
｢出たぞギミック！！！｣
は、と瞬きし見上げる。これが、0ポイント…！デクくんが倒す、ギミック。ふわりと浮かび上がった小さな影。それはそのままギミックを吹っ飛ばし、緩やかに落ちていく。
｢デクくん！！｣
思わず叫んで個性を使う。風で思い切り飛び、ビルの上から真っ逆さまに落ちる。デクくんが落ちていくのを上から捕まえて風でクッションを作るのだ。だが、捕まえる前にお茶子ちゃんがデクくんの頬っぺを引っぱたいた。
｢うおっぶね！｣
慌てて身体を回転させ2人を避け着地する。そっかそっか、ここお茶子ちゃんのレスキューポイントだった。危うく取っちゃうところだ。危ない。ちゃんと原作を意識しないと、自分の所為で誰かが損をしてしまうかもしれない。
｢解、除｣
お茶子ちゃんが両手を合わせると ガシャンと音を立て1ポイントロボとデクくんが落ちる。ついでに1ポイントロボの1部に乗っていたお茶子ちゃん自身も。
｢せめて…！！1ポイントでも…！！｣
ずりずりと這いずりながら折れた両足と右腕を投げ出して此方に来ようとするデクくん。無情にもマイク先生の終了の合図が辺りに響いた。
｢君、大丈夫〜？｣
｢え、あ…私より、もさもさの…｣
気持ち悪そうにしながらこちらを見るお茶子ちゃんに、へら、と笑顔を浮かべる。
｢あの子はリカバリーガールが治してくれると思うけどね〜。あんまり身体に疲労がいってもいけないし、ちょっとだけ助けてあげるかぁ。｣
はてなを浮かべたお茶子ちゃんの頭をぐりぐりと撫でてやり、デクくんの方へと歩を進める。くそ、頭が割れる様に痛い。正直、手足も痺れて感覚が若干危うい。ふらふらした足取りでデクくんの元に辿り着けば、そのままぎゅっと頭を抱え込む様に抱き締める。
全身で治癒するのだ。見る間に変な方向へ捻れていた手足は元の状態に戻っていく。その分己の手足に激痛が走り、あまりの痛みにいよいよ意識を失った。
｢お疲れ様〜〜お疲れ様〜〜。ハイハイ、ハリボーだよ。ハリボーをお食べ。｣
リカバリーガールが此方に近づいてくる。先程、私の頭を撫でてくれた猫っ毛の男の子は、もさもさの男の子の頭を抱きかかえたと思ったらそのまま動かなくなってしまった。
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ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» 続編でもよろしくお願いします(*´ω｀*)励みになります！！ (2018年2月10日 9時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - hshs(*´Д｀≡´Д`*)hshs ヤバい、ヤバい、興奮し過ぎて、ﾌｵｵｵ(^q^三^p^)ﾌｵｵ (2018年2月10日 5時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ナマコカードさん» 大丈夫ですよ！これからも読んで下さると嬉しいです(´ω`) (2018年2月7日 22時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコカード - すみません、設定できたのですね。気づきませんでした。すみませんでした。 (2018年2月7日 18時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコカード - (名前)(名前)だと→【例】ひろしひろし という名前になってしまうので、(人1)で苗字を設定させるか、固定させた方がいいと思います！ (2018年2月7日 18時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月2日 16時
