にゃあにゃあ。 ※幼馴染組 ページ7
寮制になってから。
｢…………？｣
目の前に居る2つのちんまい生命体。一体なんだってこんなところに居るのだろうか、と見当違いな事を考える程に俺の頭はキャパ越えしたらしい。
目の前の2つの生命体は、デクくんとかっちゃんの幼少期にとても良く似ている。違うところといえば、2人の頭に猫耳とお尻に猫尻尾が生えているところだろうか。そしてここは俺の部屋。確か昨夜はあまりに疲れていて、鍵をかけ忘れて寝た気がする。それにしたって不法侵入が過ぎやしないだろうか。というかそもそもその身体は何だ。絶対デクくんとかっちゃん本人だろう。
｢にゃあ。｣
｢！？｣
デクくんが口を開いたと思ったら、にゃあ、と鳴いた。思わずびくついてしまったのは許して欲しい。外見的に猫っぽいなぁとは思っていたが、まさか鳴くと誰が思うだろうか。今の見た目だってベースは人間なんだぞ。
｢うー、にゃ！｣
｢にゃう！｣
｢ぅぐ、｣
かっちゃんも同様ににゃあと鳴いて此方に飛びついてきた。それに倣いデクくんも飛びついてくる。可愛い。控えめに言っても可愛いが、如何せん状況に混乱していて純粋に楽しめない。2人からの飛びつき攻撃を抱き留めて、右手でかっちゃん、左手でデクくんを抱き締める。懐いた猫の様にごろごろと喉を鳴らすその光景はなんとも愛らしいが、取り敢えずどうしてこうなったのかを調べなければ。2人を抱きかかえ、意を決して部屋の外へ。
｢にゃ。｣
｢かっ……っっわえぇな…｣
｢う、麗日ー！！？息しろー！！！｣
2人を抱きかかえ共有スペースへ行けば、八百万さん、お茶子ちゃん、鋭児郎君、電気君がいた。他は皆部屋にいるか買い出し班のどちらかである。この場の奴らには、俺の部屋に何故かいた事と、今のところ、にゃあ、しか言葉を発しない事を伝えた。その上仕草や行動がまんま猫や子供なので、扱いには気をつけるように。
それらを聞いて、わかったとばかりに頷いた面々と共に心当たりを考えていた矢先。興味本位でデクくんのほっぺたをお茶子ちゃんがつつくと、デクくんはぽかんとしたまま鳴いた。お茶子ちゃんは崩れ落ちた。そんなお茶子ちゃんを鋭児郎君が介抱する。お茶子ちゃんの気持ちは大いにわかるし、正直俺も崩れ落ちたい。考えるのを放棄して、ただ2人を愛でるマシーンと化したい。
｢んー…そもそも、この2人は緑谷と爆豪本人なんかな。｣
｢さぁ……ですがここまで似てますし、お部屋にはいらっしゃらなかったのでしょう？｣
.
にゃあにゃあ。 �□�幼馴染組→←やきとり �□┘�リジン組
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
