Fischer's短編集 3rd

クリスマスなので。 シルクロード ページ45

今日はクリスマス。

今日は何も予定が入っていないから、お昼から夜ご飯の準備をしている。

...まぁ、いうて二人分だから少ないんだけどね

ただ、予定が入っていないのは私だけで、シルクはモトキたちと朝から出かけて行った。

ちょっと寂しいなんて思ったりして

それが数時間前のことで、夜ご飯は勿論、ケーキもしっかり出来た。

あとはシルクの帰りを待つだけ

エプロンをたたんで椅子にかけたところで、ガチャっ、とドアが開く音がした。

帰ってきた！！

貴「おかえり！‥‥荷物多いね‥‥持とうか？」

シ「ただいま。荷物は大丈夫。それよりさ、めっちゃいい匂いすんじゃん！早く着替えてくるわ！」

貴「はーい！慌てなくても大丈夫だよー！」

私はそう声をかけてから、キッチンに戻って、机に料理を並べた。

少しして戻ってきたシルクは、料理を見て顔をほころばせた。

シ「やっば‥‥めっちゃうまそうやん！待ってちょい写真撮りたい」

貴「誰得よ笑」

そう言いつつも、嬉しいのが本心で、ニヤニヤを抑えるのに必死だ。

写真撮影タイム(?)が終わって、シルクが座る

貴「よし、じゃあ‥‥食べますか！」

シ「いただきまぁす！！うわ、え、マジで食っていいんだよね！？」

貴「いいんだよ笑‥‥どう？？」

シ「旨すぎて泣きそう‥‥流石。」

貴「良かった‥‥頑張った甲斐があったね笑」

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