Fischer's短編集 3rd

取り合い　シルクロード　兄クロード ページ2

兄ク「Aか。久し振りだな」

シルクとの撮影で、シルクの家に来ていた時、丁度お兄さんが遊びに来ていたみたいだった。

貴「こんにちは！お久しぶりです」

兄ク「あー…撮影か(笑)」

貴「そうです！(笑)もう終わったんですけど…
下に行ったきり戻ってこなくて(笑)」

兄ク「なるほどな」

よっこらせ、と隣に腰を下ろしたお兄さん。

兄ク「…俺の事なんて呼んでるっけ？」

貴「お兄さん…ですかね？」

んー…と考え込み、お兄さんは

兄ク「クロードでいいよ(笑)あんま変わんないけど」

と言った。

貴「は、はい…！クロードさん…ですか？(笑)」

兄ク「何か違和感ありまくりだな(笑)」

と、二人で笑いあった。

シ「兄貴〜…何Aといい雰囲気になっとん？」

兄ク「何、お前ほど奥手じゃねえってわけよ」

貴「シルク…遅いなぁ…」

シ「お前…兄貴が好きなん？」

貴「は？」

唐突なその質問に間抜けな声が出る。

兄ク「おい…シルク何聞いてんだ」

そうですよ！

兄ク「わかりきったこと聞くんじゃねぇ」

んんんんん！？

貴「ちょっ…待っ…」

シ「俺だよな？」

手を引っ張られ、シルクの方へ体が倒れる。

いつの間にしゃがんだの！？

兄ク「そのやり方は感心しねぇな…」

今度はクロードさんの方に引っ張られ、後ろからガッチリ抱き締められる。

まって…ちょっと痛い。

取り合い　シルクロード　兄クロード→←人物紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す