柱最強の女_第6章

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炭治郎side



甘露寺さんの稽古が終わり

次の稽古場、伊黒さんの屋敷へと向かう

目的地に辿り着くと門の前で待つ人






伊黒「竈門炭治郎、俺はお前を待っていた。」


炭治郎「宜しくお願いしま…」


伊黒「黙れ殺すぞ」


炭治郎「ええっ！？」


伊黒「甘露寺からお前の話は聞いた、随分とまぁ楽しく稽古をつけてもらったようだな」


(※二人は文通しているよ)


伊黒「俺は甘露寺のように甘くないからな。無常と並ぶなど100年早い」


炭治郎「ヒィッ、(しょっぱなからとてつもなく嫌われている！)」


伊黒「お前にはこの障害物を避けつつ太刀を振るってもらう」






連れてこられた稽古場を見て

俺は目を見張る

そこにはあらゆる柱に縛り固定された

他の隊士達の姿






炭治郎「(処刑馬？)この…括られている人達は何か罪を犯しましたか？」


伊黒「…まぁそうだな。弱い罪・覚えない罪・手間を取らせる罪・イラつかせる罪という所だ」


炭治郎「(もうえらいこっちゃ…)」







準備をし木刀を渡される

この処刑…世にも恐ろしい訓練開始

使うのが木刀だとしても当たれば大怪我

この可哀想な隊士達の間を縫って

伊黒さんの攻撃が来る…これ本当にやばい

だってこの人の太刀筋




ビュンッ、ゴッ！！




異様な曲がり方するんだもん！





炭治郎「ぐああっ」


伊黒「(のろい)」






持ってるのは同じ木刀なのに

どうしてこんなに曲がるんだ

狭い隙間でもぬるりと入ってくる攻撃、まさに蛇

それに加えてやっぱりこの隙間を狙おうとした時の

仲間の心の声！！



隊士「(頼む！頼む！頼む！！頼む！！頼む！！頼むうううう！！)」



頼む当てないでくれ！これが本当に聞こえてきて

精神を抉る。今までにない緊張感で手がブルブル震えた

これは相当正確な太刀筋で刀を触れないと大惨事だ




炭治郎「あっ」←


ｺﾞﾁｯ!!


隊士「ギャッ」






だけど四日経つと＿

今までにない正確な太刀筋で

打ち込めるようになってきた

伊黒さんの攻撃を避けて自分の方からも攻撃出来る

そして





炭治郎「(ここだっ！)」


伊黒「！！」



ビッ＿





攻撃が当たり伊黒さんの羽織の裾を切った時

訓練終了と言われる






伊黒「じゃあなさっさと死ねゴミカス。馴れ馴れしく甘露寺と喋るな。」





伊黒さんには最後まで嫌われていて悲しかった((





炭治郎「ありがとうございました…(何で？)」





そして伊黒さんの屋敷を出て

次の柱の元へと向かった

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