柱最強の女_第6章

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【胡蝶しのぶ】


義勇も加わり本格的に進む柱稽古

しかしその一方では





胡蝶「(…。落ち着いて大丈夫よ。姉さん私を落ち着かせて。感情の制御が出来ないのは未熟者、未熟者です)…ふーー、ふぅぅぅ」




姉さんの仏壇の前に座り深く息を吐く

すると同時にカナヲが顔を出す




カナヲ「師範お戻りでしたか。私はこれから風柱様の稽古に行って参ります。」


胡蝶「そう」


カナヲ「師範の稽古は岩柱様と無柱様の後でよろしいですか？」


胡蝶「私は今回の柱稽古には参加できません」


カナヲ「え…ど、どうして…」


胡蝶「カナヲこっちへ」





手招きをすると私の前に座るカナヲ

少しモジモジし少し頬を染めて口を開く





カナヲ「あの…あの、私もっと師範と稽古したいです」


胡蝶「！！…カナヲも随分自分の気持ちを素直に言えるようになりましたね…いい兆しです。やはり良い頃合だわ」


カナヲ「？」


胡蝶「私の姉カナエを殺した、その鬼の殺し方について話しておきましょう」





これ以上の犠牲を出さないために

姉さんの仇を摂るためにカナヲを守るために

私はその殺し方について話し始めた＿




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

【珠世】



二階の部屋の窓を少し開け本に目を通していると

少し風の揺れる感覚




鴉「こんばんは珠世さん。物騒ですよ夜に窓を開け放っておくのは」


珠世「！！」


鴉「でも今日は本当に月が美しい夜だ。初めまして吾輩は産屋敷耀哉の使いの者です。いやあしかし隠れるのが御上手ですな。貴女を見つける間に産屋敷はもう動けなくなってしまった。」


珠世「…。どうしてここが…分かったのですか」




詳しく聞くと人脈を辿り

愈史郎の視覚も把握したのだとか




珠世「…ではなんの御用でしょうか」


鴉「ふむ、不信感でいっぱいの様子無理もない。吾輩は炭治郎のように貴女から信用を得るのは難しいですねやはり…」


珠世「(どう言った腹積もりなの産屋敷…何か騙そうとしている？)…愈史郎は？」


鴉「愈史郎くんは心配いりませんよ、ほら走ってくる音が聞こえる。では用件を。鬼殺隊にも鬼の体と薬学に精通している子が居るのですよ、禰豆子の変貌も含めて一緒に調べてほしい。鬼舞辻無惨を倒すため協力しませんか？産屋敷低に居らしてください」





その言葉にまだある心臓がドクンッと脈打つ

驚きが隠せず動揺してしまう




珠世
「(鬼である私を鬼殺隊の本拠地へ…！？)」

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