柱最強の女_第6章

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Aside




泣いて少し重たい瞼

髪には炭治郎から貰った簪

繋いだ手は来た時よりも暖かい








A「炭治郎は手が大きいんだな」


炭治郎「そうか？でもAさんよりは大きいな」


A「炭治郎も男の子なんだな」


炭治郎「今まで俺は男として見られてなかったのか？」


A「いや、男だがどっちかと言うと弟みたいだからな」


炭治郎「喜べないぞそれは((ﾑｽｯ」


A「ハハッすまない」









プクッと頬を膨らます炭治郎

こうして拗ねた顔をすると

年相応だなと思う









炭治郎「でもAさんが姉か……ありだな」


A「ありなのか。もし姉弟ならこうして恋仲にはなれないな」


炭治郎「それは嫌だ」


A「じゃあもうこれからは呼び捨てで呼んでくれ」


炭治郎「へ？」


A「ずっとAさんって呼んでるから、呼び捨てがいい」


炭治郎「でも…」


A「何か聞かれたら堂々と答えればいい。私はそうする」









誰がなんと言おうと私は炭治郎が好きだ

それは誰にも譲れない

すると炭治郎は嬉しそうに笑って








炭治郎「じゃあこれからは気にせず名前で呼ぶよ」


A「あぁ、その方が私は嬉しい」


炭治郎「A」


A「ん？」


炭治郎「呼んでみただけだ、俺のA」


A「っ...///炭治郎はサラッとそういう事を言うよな」


炭治郎「何がだ？」


A「無意識か。ならいい」


炭治郎「え、ちょ、教えてくれー！」


A「やだね((ﾝﾍﾞｯ」


炭治郎「っ…可愛い事するのずるいぞ！」








そう言って追いかけてくる炭治郎

この幸せが失われないように

早くこの鬼の居る世界を終わらせる

君の笑顔を守るために＿

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