小さな足音 No.3 JW 青×緑

No.117 ページ16

健診から帰ってきて、ご飯を作って、流星の帰りを名付けの本を読みながら待つ




「名前な〜」



う〜ん…正直考え過ぎてて決まってない


親からの最初のプレゼントって言うしな

勿論適当になんてつけれないし


なんて堂々巡りで頭が爆発しそう



そんな風に悩んでたら、流星がお仕事終わって帰ってきた




「ただいま〜」



「おかえりなさい」



「また、それ読んで悩んでたんやな」



「やって虹ちゃんの名前やもん
素敵な名前つけてやりたいやん」



流星に手元にある本を見つけられて、そんな事を言われる



「確かにな、ニジミやあんまりか」



「もう！りゅーせーふざけへんでよ」



「ごめんごめん、俺も真剣に考えてるんやで」



「じゃあ例えばどんなん？」



流星に聞いてみるとニコニコとしながら候補の名前を耳元で囁かれる




「あっ…ええ名前」



「フフ…やろ？俺達を表す感じがせえへん？」



「うん、確かに！
あっ、なんかその名前で決定でええんやないかなって思ってきた」



「じゃ、候補の一つと言うことで
まだ、産まれてきてないしな、顔みたら変わるかも知れへんけど…
ともが気に入ってくれて良かった」



「うん！
フフ…ねぇ、虹ちゃん、お名前も決まりそうやし、パパとママの所へ早く出ておいで」





お腹の赤ちゃん  35週と0日

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