契約から始まる恋 JW 青×緑

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「はいはい、俺も大毅のあんな姿、お前に詳しく教えるんは癪やしな
でも、俺もお前が定時で上がって、すぐに帰宅する生活になってくれて感謝してるんやで
おかげで大毅との時間が増えた」



「シゲにはいつも無理させてるのは自覚してる
感謝してる…」



「なんや素直やな
やっぱりお前が変わったな
さっきの溜息といい、その素直さといい
当てたろか？神ちゃんやろ」



ますます楽しそうに笑い、俺を覗き込んでくる




「……否定はせん」




「ハハ…イケメンの困ってる顔も悪ないな
神ちゃん、ええ子やろ〜
料理も上手やし、家事も完璧やし、何より可愛ええ」




「………」




「流星、惚れたやろ…」




カラン



少しの沈黙


グラスの中の氷が揺れる音だけが響く



1度大きく息を吐き、自分の想いをゆっくり口にする




「……あぁ、惚れてる…
自分がこんな気持ちになるなんか驚いてる
俺、ともの事…好きや…」



こうしてハッキリと自分の気持ちを口にして、ストンと心に腑に落ちた





「お前が誰かの事好きって言うの初めてやないか？
今までは特定の人と付き合うとかなく、テキトーな奴、抱き捨ててたやろ」




「……いや…その…」



今までの俺の素行をズバッと言われて口ごもってしまう




「今更やろ、俺に隠したところで」




「その事なんやけど…」




全てを知っているコイツに俺の現状を話す

相談の意味も込めて



恋人がいるコイツに








「最悪やな〜
神ちゃんの中でのお前のイメージ、今最低男やで
まぁ、でも、自業自得やろうけどな」




「言い返す言葉もありません…」




「ハハ…お前ホンマに変わったな
まぁ、過去は無かったことに出来ひんからさ
これから挽回していくしかないやろ
ただし！神ちゃんは鈍感やぞ！
そしてモテる！」




「分かってる…ともは魅力的やからな」





豪快に笑う親友に出そうになったため息を飲み込んだ



そんな久しぶりの離れて過ごす夜

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