No.20 ページ20
「買い物ですか…でも、私なんかが旦那様の隣を歩くだなんて…」
旦那様の休日
いつものように私の作った朝ごはんを口にしている旦那様
その席で突然言われた二人での外出に、戸惑ってしまう
「何をそんなに気を使うことがあるんや
準備が出来たら俺の部屋に訪ねて来い」
そう言われ食事を終えた旦那様が席を立たれる
「シゲ〜どないしよ、旦那様と二人でお出かけ…
何着ていけばええの!」
慌てて自分も部屋へと戻り、シゲに泣きつく
「そないに慌てんくても、普段の神ちゃんで十分可愛ええんやから
そのままでええよ」
「そんな事言ったて…ほんまにどないしよ」
「薄緑色の着物
あれは色の白い神ちゃんによう似合てる
それに旦那様からもろた朱色の髪飾り、緑に栄えてええと思うで」
「あの髪飾り着けていくの…」
「そやで、さぁ、旦那様待ってるんやろ
はよ準備しよな」
そう言ったシゲに、あっという間に着ているものを脱がされ、薄緑の着物へと袖を通すように言われ、着替えをされる
「うん!似合うな
で、仕上げに…」
整えられた髪の毛に優しく髪飾りが乗せられる
「ほら神ちゃん見てや鏡の中
綺麗やで…髪飾りが似合ってる
旦那様も喜んでやわ」
「大丈夫かな…変やって思われへんかな」
「大丈夫やで、シゲちゃんのお墨付きや!
ほら、そないな顔せんと笑い
笑顔でお出かけ楽しんで来てな」
そう言って背中を押してくれるシゲ
そんなシゲの言葉に、そうやなせっかく旦那様との二人でのお出かけ
楽しもう
そう思い、扉を開き、旦那様の部屋へと足を進める
395人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぐでLove(プロフ) - 15辺りから同じ話が入ってます! (2020年7月2日 0時) (レス) id: cc32400ee4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルナ | 作成日時:2020年6月9日 15時