小さな足音 No.1 JW 青×緑

No.30 ページ28

スマホの音がし、唇が触れるか触れないかの所でパチリと目を開く

 
 

「電話？誰やろ？」

 
 

スルリと流星の腕の中から抜け出し、スマホを覗くと、そのには先程までここに居た人物の名前が

 


 

「ん？のんちゃん？忘れ物でもしたんやろか？でも、テレビ電話って…」

 



少し疑問に思ったけど、そのまま通話にするためにスマホをタップする


 

後ろには不満げな流星の気配がする



 

桃『おっ、繋がった！神ちゃ〜ん』



「のんちゃんどうしてん？忘れ物でもした？」

 

桃『いや〜今な〜
あの後、みんなでご飯食べに来てるんやけど』

 

 

そう言うと画面の中にヒョコリとシゲが現れる

 



赤『どうせ流星が神ちゃんの事襲ってるやろうなと思って』

 

紫『流星、神ちゃんしんどいんやから、自制しろよ』

 

橙『タカヒロ、自制って言葉、よう知ってたな
それよりも、モンチ何かされたら言うんやで〜』

 

黄『ハハ…不満げなイケメンが写ってるな』

 


なんて次々に画面の中に写り込み好き勝手に話し出す5人

 

そんなにひっついて狭いやろ

 

でもそんなみんなが好きやな

 

なんて思ってクスクス笑っていると、俺の後ろにいた流星の手が伸びてきて


グイッと横を向かされる


そして重なる唇

 

 

 

No.31→←No.29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す