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炭治郎君と出会って約半年経った



貴「義勇さん、起きてください。今日は柱合会議なのでいつもより早く支度しないと間に合いません」



冨岡「……」



朝に弱い義勇さんは寝返りを打って私に背を向けた



貴「起きてください、義勇さん」



冨岡「……」



うるさいのか、布団を頭まで被った



貴「布団捨てますよ。」



冨岡「走れば間に合う……」



貴「舐めてるんですか」



私に大鎌を背負って全速力で走れと。



私は無理やり掛け布団を剥ぎ取った



貴「義勇さん。起きてください」



冨岡「……」



むくっと起き上がり私を細い目で見つめる



多分、睨んでる



貴「あーあ、義勇さんは朝食が要らないみたいなので私はもう着替えて先に行きますねー」



冨岡「すまなかった」



出口に行こうとすると着物を引っ張られ、後ろを振り返ると素直に謝った義勇さん



チョロい



貴「はい、では早く起きてくださいね」



チョロ柱の部屋を出て、作っておいた朝食を用意する



私は追放された身のため、屋敷は作れない



最終選別を受けて鬼殺隊になるまでは、私は野宿していた



鬼殺隊になったあとは藤の家にお世話になっていた



珍しい鎌を使う私を、御館様が目をつけて下さって、そこからは産屋敷にしばらくお世話になった



そして柱になった後、義勇さんに出会い、彼の屋敷で住ませて貰うことになったのだ



あ。




でも1度だけ、鱗滝先生にもお世話になったんだった



その時会った少年少女たち。



もう思い出せないが、、



いや、思い出したくないんだっけ



その記憶は私の中の牢獄に囚われていた



ボーっとしてると、頭の上に重みを感じた



貴「今用意してますから…」



私の頭の上に顎をのせてきたのだ



お腹が空いた。という合図



義勇さんの癖だ。



この場合、私が「出来ましたよ」と言うまで乗せてきたままなのだ



貴「重いです」



私がそう言っても離れない



冨岡「嘘ついたな」



貴「なんのことでしょう」



冨岡「時間。全然余裕じゃないか」


貴「余裕なのがいいんですよ」



背中に暖を感じる



私は火を消してお椀に味噌汁を注ぐ



貴「出来ましたよ」



私がそういうと離れ、机の前にちょこんと座った



これが私たちの当たり前の朝だ




あ……





当たり前って思っちゃダメだった

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 鬼殺隊   
作品ジャンル:ラブコメ
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ビアンカ - 富岡さんかわいー! (2020年7月9日 17時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 早く更新してください!頑張ってください (2020年6月7日 1時) (レス) id: 71c9936929 (このIDを非表示/違反報告)
冨岡義勇が大好きな人 - 冨岡義勇の大ファンです!更新頑張ってください (2020年3月3日 0時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の月雨斗(女だい - うわぁぁぁぁ(発狂)義勇さんがっ、可愛いっ!更新頑張ってください! (2019年10月22日 0時) (レス) id: a74290f056 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉと - あぁもう冨岡さん可愛い!!夢主そこ代われ(真顔)あっあとすごい面白かったです!!これからも応援しています!! (2019年9月3日 21時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菜 | 作成日時:2019年8月25日 5時

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