お話 ページ7
義勇さん目掛けて走る禰豆子ちゃん
引っ掻くような攻撃を交わしつつ、隙を見て禰豆子ちゃんを気絶させる
冨岡「A、紐を持ってるか？」
義勇さんはこちらを振り返りそう言った
貴「え、ええ。赤布ですが紐替わりになるかと。」
私は義勇さんの手に赤布を渡す
するとその布と竹を繋ぎ合わせ、禰豆子ちゃんの口にくわえさせた。
貴「斬らないんですね」
冨岡「……」
私がそう言うと義勇さんは下を向く
貴「私も斬りたくありません。」
冨岡「……！」
私の言葉に反応して、バッと顔を上げた
貴「少年を庇った。この子は人を食べてない、これからも食べない。
私はそう思います。まあ、勘ですけどね」
そう笑って見せた
冨岡「……この少年を、鱗滝先生の元に行かせようと思う」
貴「……」
冨岡「俺はこの子達は何か特別で、違うと感じてる。」
貴「私もです。彼の活力はとても素晴らしかった。
鱗滝先生の所に連れていくのは賛成します」
ですが、私は付け加える
貴「これは隊立違反です。
禰豆子ちゃんが人を食らった時、私達は腹を切ることになります。
その覚悟があってのことですか？」
私は真っ直ぐ義勇さんを見つめる
義勇「……あぁ。」
では、私もあなたの判断に命をかけます。
貴「それにしても…まだこんなに雪があったんですね」
義勇「……寒い」
貴「私は感じませんね…」
義勇「…羨ましい」
隊服は寒さを防ぐはずだが、さすがに寒すぎるのか。義勇さんは身震いをする
貴「風邪引かないでくださいね」
私は羽織を脱ぎ義勇さんの肩にかける
冨岡「温かい」
貴「常に夏の呼吸使ってたからですかね。」
冨岡「そうか……すまない。」
義勇さんはそう言って掛けられた羽織を頬に引っ張った
顔はよく見えなかったが、目を細めていて笑っているようだった
冨岡「嬉しかった。」
突然そんなことを言う義勇さん
貴「……？」
なにが。と聞こうとしたが、すぐまた口が開いた
冨岡「俺の決断を、意見を尊重してくれたこと
他の柱なら絶対に、反対されていただろう」
貴「……」
冨岡「俺を信じてくれてありがとう」
冨岡さんはまた羽織を引っ張った
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ビアンカ - 富岡さんかわいー！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 早く更新してください！頑張ってください (2020年6月7日 1時) (レス) id: 71c9936929 (このIDを非表示/違反報告)
冨岡義勇が大好きな人 - 冨岡義勇の大ファンです！更新頑張ってください (2020年3月3日 0時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の月雨斗(女だい - うわぁぁぁぁ(発狂)義勇さんがっ、可愛いっ！更新頑張ってください！ (2019年10月22日 0時) (レス) id: a74290f056 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉと - あぁもう冨岡さん可愛い！！夢主そこ代われ（真顔）あっあとすごい面白かったです！！これからも応援しています！！ (2019年9月3日 21時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2019年8月25日 5時
