帰り道 ページ3
Aside
貴「はぁっ……はぁっ……!」
久しぶりに見た。上級の妖怪。
転校初日、学校が無事終わり帰り道。
上級妖怪と目が合ってしまった
「いたぞ!!」
貴「っ!!」
どうやら追いかけてきてるようだ
必死に走っていたら森の中に入ってしまった
少し先に光が見えてきた
出口だっ!!
そう思って思い切って足を踏み出した
ゴツンっ!!
夏目「いてっ……」
貴「うっ……」
そこには運悪く夏目くんがいた
おでこを手で抑えながら夏目くんがこちらを見る
夏目「Aさん?」
貴「あ、な、夏目君……ごめんなさい!痛かったでしょ!!」
「いたぞ!!」
来た。
そう思った瞬間だった
夏目くんを庇おうと前に出ようとしたが、行動ははるかに夏目くんの方が早かった
サッと私の前に出る夏目くん
貴「(早いっっ……)」
思わず目を見開いた
しかしそれは謎の光によって遮られた
ーーーーーーーーーーーーー
夏目「大丈夫か?」
しばらく経って目を開けると夏目くんと……………
だるま猫がいた
貴「夏目君……その猫ちゃん…いや、豚ちゃんは…」
夏目「……くっ」
貴「へ」
いきなり笑われた……
夏目「猫だよ。こんな体型でも。」
貴「そうなんだ……」
私は猫ちゃんの頭を撫でる
夏目「あれ、大人しいな。ニャンコ先生」
ニャンコ先生「……」
貴「ニャンコ先生って言うんだ。」
夏目「あぁ。おかしいな。いつもなら他人に撫でられるのは好まない性格なんだが…」
ニャンコ先生「ええい!我慢してたのだ!!気安く私に触れるなあ!!」
?!!
夏目「あっ…と、ごめんAさん。急に暴れて」
貴「う、うん。平気」
喋るってことはニャンコ先生っていう猫。妖だ。
夏目くんは気付いてないのかな……
危ない妖怪かもしれない…夏目君に何かあったら……
貴「ねぇ夏目くん!!」
夏目「え?」
貴「ニャンコ先生、半日だけ預かってもいいかな!!夜には返すから!」
ニャンコ先生「にゃぬ!??」
夏目「え、まぁ半日なら…」
ほい。とニャンコ先生を私の前に持ち上げてくれた
貴方「ありがとう!これ私の連絡先!!」
ニャンコ先生を抱っこして走ってその場から離れた
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ネギトロ81194 - 面白いです!続き待ってます、頑張って下さい!!応援しています! (2019年12月5日 18時) (レス) id: 8e841cc71d (このIDを非表示/違反報告)
イミチャミ - ニャンコ先生ってかわいいですよねー!でも私は斑派です! (2018年10月8日 11時) (レス) id: fe9534ed2a (このIDを非表示/違反報告)
八月葉月(プロフ) - 雪菜さん» 更新頑張ってください! (2018年10月4日 18時) (レス) id: 3796bd332b (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - まるさん» 外したつもりでしたっ……すいません!! (2018年10月4日 18時) (レス) id: ec9abc31ad (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月4日 6時) (レス) id: f7e9560d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪菜 | 作成日時:2018年10月4日 2時