白血球の紅一点【はたらく細胞】

再会？出会い？ ページ6

ピンポーン！！




貴/白「？！！」




頭に付いているレセプターが反応したため私たちは一斉に走る






これは…動脈の方からだ…！！








貴「！」





地面にはひびが入り、穴から細菌…あれは…


肺炎球菌(はいえんきゅうきん)が出てきてる









肺炎球菌「邪魔なヤツらを排除しろおお！！！」



ガシッ





肺炎球菌「あ？」





ズシャァアア！！




「死ねええ！！この雑菌がぁあ！！！」



「おらぁぁああ！！！」



「しねえぇぇえ！！！！」








血しぶきで飛んだ血が身体中にベッタリと付く





「うわぁ白血球だ」


「相変わらず容赦ねえな。血だらけじゃん」


「あ、白血球の女の子だ。」


「可哀想だよね、女の子なのに」





周りからそんな言葉が飛び交う







「あ、あの…」




貴「？」



ふと後ろから聞こえた声に振り返る





そこには赤毛の赤血球が尻餅をついたように座っている




赤「わ、私…その…ありがとうございます…」




照れたように俯く赤血球






貴「あー。いいよいいよ、お礼なんて

仕事だからさ！」



赤「はぁ…」




ガシッ！





貴「？！」ﾋﾞｸｯ



急に肩を捕まれ驚きながらも後ろを向く






白「平気か？大丈夫か？怪我はないか？！」




貴「…だ、いじょぶ」





いつも死んだような目の瞳孔が開いてて少し引いた


白「そ、そうか。よかった。……その赤血球は？」





貴「ん？あぁ、助けてくれてありがとうって」






白「そうか…仕事だからな」




赤(小さい頃助けてもらったって…言った方がいいかな……？)




お礼を言おうとしたら2人の頭から変なのが「ピーポーん」と反応して走って行ってしまった






赤「はわわぁ…汗」

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