白血球の紅一点【はたらく細胞】

BLACK細胞化2 ページ28

貴「白…。もうやめよう？怖いよ」





やめる……？やめるって何をだ…？








貴「白……変だよ。だからお願い。白が冷静になるまで１回別れよう？」





白「俺はいつでも冷静だ……なんでそんなこと言うんだ？お前のことをずっと…ずっと見てきたのに…」




貴「分かってるよ…1人だった私を助けてくれたのはとても感謝してる！感謝しきれないほど！」





白「俺は感謝なんて求めてない。Aだけでいい…


Aだけいればいい…」






俺はゆっくりとAの涙を指で拭う。





バシッ！







そんな俺の手を払い逃げ出そうとするA









どうして逃げるんだ。









ガシッ









チュッ……







貴「！？」




白「……」







俺は獣のようにA、ただそれだけを求めていた。






貴「ん……んぅ…！！」









息が苦しくなったのか…胸元を強く叩く









もういい……このまま墜ちて欲しい。









気絶すればいい……








俺を強く押して逃げようとするが強く抱いているため抵抗出来ないだろう









貴「……っ！！」









やがて目を閉じて意識を失い俺の体へ倒れた









白「今二人きりになるからな…」

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