柱最強の女_第8章

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鬼舞辻は己の身におこった事態に混乱する


無惨「(分裂できない！そうか、薬は三つだったのか、人間返り・老化・分裂阻害。女狐が...！)」


珠世「残念、はずれです」


無惨「((ゴブッ」



脳内に珠世の声が響く

その時鬼舞辻の口から血が吹き出た

吐血したのだ



炭治郎「(！？吐血した...！？)」



不敵な笑みを浮かべて言葉を続ける珠世



珠世「薬は四つですよ。三つの薬で弱った所に細胞破壊の薬が効き始める。さぁ、お前の大嫌いな死がすぐ其処まで来たぞ。お前を殺す為に、お前より強くなる必要は無い。お前を弱くすればいいだけの話。お前が生きる為に手段を選ばないように、私も...私達もお前を殺す為に手段を選ばない。」


無惨「(本来なら何の意味もない。赫刀での斬撃も損傷も私には効くはずがない(省略)。この短時間であの女がこれ程の薬を作る事は予想出来なかった。そしてこれは童磨に使った物とは全く異なる。私が初めて喰らうもの。分析・分解にも時を用する)」



ピタッと鬼舞辻の動きが止まる



炭治郎「(！！動きが止まった、珠世さんの薬だ、きっとそうだ。いける！勝てる！夜明けまでもう少し)」




そして炭治郎、無常の二人が間合いを詰めた時

ドンッと大きな音を立て稲妻のような物が二人を襲う

鬼舞辻の体は更に進化し全身に口のような物が現れた

もろに喰らってしまった二人は飛ばされ体が痙攣する



炭治郎「ガ、ガ、ガ(何だ、今の、衝撃、衝撃波、痙、こう撃、止ま、痙、痙攣が、止まらない。息、息が、体、体、呼吸、でき、でき、できない、無惨、無惨、無、逃げる、逃げ、逃げ、逃げ)」



そんな中産屋敷邸にもその衝撃波が届いた



槇寿郎「御館様！」


輝利哉「大、大丈夫だ、私に構うな。Aと炭治郎は無事か」


槇寿郎「(無惨の攻撃がこちらまで飛んできた？馬鹿な。まさか居場所を気取られるような事はあるまいな)」


かなた「目...目の位置が外れていて見えません」


くいな「夜明けまであと、に...二十五分です」


輝利哉「あともう少し...もう少しだ、無惨をにがすな。頼む、誰か...戦える子は...」


┈┈┈┈┈


炭治郎「(立て、立ち上がれ、ああ息ができない、肺、肺が潰れた、のか、Aさんどこに、逃げてしまう無惨が..).」




獣の呼吸 肆ノ牙 切細裂き！！



誰かの声が響き鬼舞辻の足を止める





伊之助「よくも、やって、くれたなぁ許さねぇ」





鬼舞辻の足を止めたのはボロボロの伊之助だった

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