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No side
炭治郎「(傷?古傷だ、そうかアレは縁壱さんがつけた傷だ、治癒しなかったんだ、何百年もの間。無惨の細胞を灼き続けた。あの傷はそのまま無惨の脆い所なんだ!縁壱さんが俺たちを導いてくれる...!)」
無惨「(あの男は初め弱く見えた。覇気も闘気も憎しみも殺意もない。そんな男が私の頚を刎ね斬り刻むど、更にはその傷が何百年もの間太陽の光のように私の肉を細胞を灼き続けるなど。たとえ神や仏でも予想出来なかったはず。出鱈目な御伽噺としか思えない。本当の化け物はあの男だ、私ではない!)」
鬼舞辻の体に浮かび上がった古傷
炭治郎はその傷通りに斬る為に攻撃を続ける
炭治郎「(傷を隠せなくなってる、取り繕えなくなってるんだ。無惨は確実に弱ってる。皆で繋いだ一秒が無惨をここまで追い詰めた、皆、皆...!絶対倒すから、俺最期までちゃんとやるから、傷が動く...!あの場所に心臓と脳があるに違いない。攻撃に押されて透明な世界が感知出来なくても急所を狙える。Aさんにこれ以上負担をかけられない!さっきは振れなかったけど背中や他の傷からの出血が酷かった、あれ以上痣を使って戦うのは危険だ。どうする...どうする...!)」
鴉「夜明ケマデ四十分!!」
鴉の声が響いた瞬間...
ドンッと音を立てて鬼舞辻が走り出す
どんどん遠ざかる背中
炭治郎「(走って逃げた...!?)逃げた!逃げたAさん、無惨が逃げた!」
A「!?(逃亡...!そうだ、当然だ無惨は誇りを持った侍でもなければ感情で行動する人間でもない。無惨は生きる事だけに固執している生命体、夜明けも近く命が脅かされれば逃亡する事にも一切の抵抗がない。)」
炭治郎「(ああっ...!くそっ!どんどん遠ざかる、追いつけない!そんな...そんな!負けるのか?こんな負け方あんまりだ、みんなの命が無駄になってしまう...!)」
そして炭治郎の目に映ったのは
そこらに散らばる仲間の亡骸
そしてその上を走り踏みつけていく鬼舞辻
一気に炭治郎の怒りが爆発する
炭治郎「(亡骸を踏みつけに...)」
走る中で鬼舞辻は後ろの何かの気配を察知する
振り向くと自分を目掛けて飛んでくる刀達
炭治郎は己の刀を口に加え仲間の刀を投げていた
無惨「(しつこい虫共!払っても払っても纒わり付く。今は斬撃よりも体深くに刀が貫通する方が危険だ)」
そんな鬼舞辻の頚にドギャッと刀が貫通する
刀を刺したのはいつの間にか真上に現れた無常だった
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Yu-grena(プロフ) - 菊さん» 菊様!コメントありがとうございます!うわぁぁぁぁ嬉しいです(泣)ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!これからも頑張って更新していきますので、最後まで宜しくお願い致します! (2021年2月13日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
菊 - 色々設定変わってたとしてもしっかり読み続けます!毎日の更新楽しみにしています!体調と相談しながら頑張って下さい! (2021年2月12日 19時) (レス) id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - Lunaさん» Luna様!いつもコメントありがとうございます!もう本当そう言って頂けると救われますぅぅぅ(泣)必ず皆生還して寿命まで生きてもらいますよぉぉ!ありがとうございます!これからも更新していきますので応援のほど宜しくお願い致します!私もだいすきですよ! (2021年2月10日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ゆうかさん» ゆうか様!わぁぁぁぁぁありがとうございます!凄い嬉しいです(泣)やっぱりこの中だけでも生きて皆で笑って欲しい!と思っていたので、そう言って頂けるととても嬉しいです!これからも更新していきますので、最後まで宜しくお願い致します! (2021年2月10日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - もお、みんな生還して幸せになってほしいので話変えるのwelcomeです!笑 原作と違っていいぢゃないですか、夢小説なのだから!!w これからも応援してます!だいすきです、Yu-grenaさん。。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: acb6885805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2021年2月6日 22時