柱最強の女_第8章

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No side


A「(負ける事は許されない、彼らを庇った仲間の命を無駄にする事は決して許されない)」



攻撃を捌く柱達

すると


ギャンッ！！


と何かが弾かれる音

それは冨岡の刀が鬼舞辻の攻撃で

握力の無くなった手から離れてしまったのだ





冨岡「！！(握力が...もう...)」





刀が離れてしまった冨岡に

鬼舞辻の攻撃が迫る

その攻撃を悲鳴嶼と駆けつけた無常により破壊

そして目の前に刀が飛んでくる、不死川が投げたのだ




不死川「ボケッとすんじゃねぇ！ブチ殺すぞォォ！」


冨岡「っ...流流舞い！(まだやれる！しっかりしろ！最期まで水柱として恥じぬ戦いを！！)」


無惨「(予想以上に粘ってはいるがもう間もなく全員が潰れる。夜明けまで一時間十四分。細胞が破壊され死ぬまでもう五分とかかるまい。踠いても踠いても結局終わる、人間は)」




全員捌ききれなかった鬼舞辻の攻撃を受けているため

徐々に毒は回っていたのだ



悲鳴嶼「(まずい...夜明けまでもたない...)」


不死川「(首だけになっても喰らいつく...！)」


冨岡「((ゴフッ」


A「(この中だと体が小さい分、私は毒の周りが少し早い...！くそっ...)」




すると鬼舞辻の頭上に現れた一つの影

それは愈史郎の眼をつけた猫だ

猫は背に背負っている箱から

数本の液体の入った針を飛ばす

その針は悲鳴嶼・無常・不死川・冨岡

全員の手、足、腕、肩に刺さる




冨岡「！！(しまった...！)」

不死川「くそが！！」

悲鳴嶼「(これは！？)」

A「！！」



ヒュカッと鬼舞辻の攻撃により

猫はバラバラに斬られて落ちる




無惨「(何だコイツは)」




すると針の刺さった柱達の爛れた皮膚が

元に戻って行く




不死川「おおっ？何か知らんが通りすがりの猫に助けられたぜェ！！」


悲鳴嶼「(脈の狂いや体の激痛が格段に治まった。理由は不明だが何という僥倖、恐らく一時的な症状の緩和だろうがこれでまた戦い続けることができる！)」


無惨「またあの女...珠世の差し金か。私の細胞破壊を止める血清のようなものまで...(死んで尚癪に障る女だ)。無駄な足掻きをするな！！潔く死ね亡者共！！」



ガヒュンッガガガガッガヒュッ！！



攻撃の威力が増した鬼舞辻の鞭が四方八方に飛んでくる

その攻撃は避けきれず不死川、冨岡は喰らってしまう

攻撃を躱せた無常は思い切り踏み込み

鬼舞辻へと間合いを詰めた

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