柱最強の女_第8章

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甘露寺の回想


愈史郎「いいかよく聞け、俺は鬼だが味方だ。馬鹿じゃないなら今すぐ理解して協力しろ」


甘露寺「(私馬鹿じゃないわ)はい」


愈史郎「あの琵琶鬼は俺が引き受ける。とりあえずお前は阿呆のように動いて囮になれ。俺は気づかれないよう距離を詰めてあの女の視覚を乗っ取る。それから脳内に侵入して無惨の支配を外して頭も乗っ取る」


甘露寺「(へええー！そんな事できるんだ、いーなー便利！カッコよ！)」


愈史郎「それから無惨には柱や他の鬼狩りが死んだと思わせた裏で味方を集結させ総戦力で一気に叩く」




＿と言うことになり死んだと無惨には見えたのだ

勢いを増した城は更に圧を持って上へとあがる

ズリっと足を踏み外した甘露寺は

必死に縁を掴み離されまいとする




甘露寺「むわっ！！キャーッ(なんだか城がめちゃめちゃに動いてるわ！鬩ぎ合い...！無惨と愈史郎くんが戦ってるんだわ！私達は無惨を攻撃してイライラさせて少しでも愈史郎くんが有利になるように頑張らなきゃ...一番乗りで死にそう私！！)ギャーウ！」




城が上へと上がっていく中で

柱達を分断しようと足元の戸が開く





炭治郎「くっ...！！(無惨から離れるな！絶対にみんなと分断されるな！)」


無惨「(目視出来ないが鳴女の傍に誰かいる。珠世の鬼だな、いい度胸だ殺してやる)」




ベンベンと琵琶の音がどんどん大きくなる

それと同時に鳴女の頭が赤黒く染まり

そこからが伝わるように愈史郎のても赤黒く染まる




愈史郎「(くそっ...！無惨！殆ど外れていた支配を強い力で絡め取り俺の細胞まで吸収し始めた！)あああああ！！」


無惨「邪魔だ！！消えろ！！」


竹内「協力する！俺を喰え！それで無惨を倒せるなら...」


愈史郎「うるさい黙れ引っ込んでろ！」


竹内「すみません！！」




愈史郎も無惨が力ずくでせめぎ合ってる時

一瞬の隙を見つけ伊黒と冨岡が斬り掛かる




冨岡「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮！」


伊黒「蛇の呼吸 壱ノ型 委蛇斬り！」


無惨「(目障りな...！！)」




二人の攻撃により鳴女から集中が逸れる無惨

それと同時に無惨の吸収を押し返せるようになった




愈史郎「(いける！押し戻せる！)」





ベンっと音が鳴り無惨と冨岡、伊黒の足元が開く

そして落ちる寸前で無惨は腕を前に出し

力強く握りしめる

そして愈史郎が操っていた鳴女の頭が



グシャッ！！



と血飛沫を上げて潰れたのだ

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