柱最強の女_第8章

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炭治郎side



ヒュオオ！と無惨の攻撃が此方へと向かってくる




冨岡「凪(腕が！刃物のような切れ味で伸縮する、速い！)」


炭治郎「(間合いがとんでもないぞ...！！目で追えてない、感覚だけで何とか避けてる、抜けろ！抜けろ！)」





攻撃の間を必死に抜けていく

ダンッと無惨の足元まで辿り着く

が、すぐに攻撃が飛んできて型を出せない





ヒュカッ





炭治郎「(よし！避けた！避けられた！いける！)」





その時視界がグラっと揺れる

そのまま右目から血が吹き出し

床に体を打ち付けて倒れてしまう





炭治郎「あ...？(喰らって...)」




そして次の攻撃が俺に振り下ろされる瞬間

体が浮き攻撃を避ける




冨岡「間合いを詰めるな！斬り込まなくていい！無惨の力は上弦の比ではない！(遮蔽物が無い！扉も...まずい)」




義勇さんは俺を抱えながら攻撃を避ける

すると無惨が口を開く




無惨「時間稼ぎ...夜明けまでか？光の届かぬこの城の中。重傷の柱を二人覗いて、柱四人でそれは可能なのか？」


冨岡/炭治郎「！？」


無惨「縞の羽織の柱と女の柱はすでに私の部下が殺したようだぞ？」




無惨の言葉に少し動揺した義勇さんに向けて

攻撃が飛んでくる

強く義勇さんの肩を押しのけて攻撃を避ける






冨岡「炭治郎！」


炭治郎「(足出纏いになるな！！義勇さんの命まで危険にさらすな！！)」




ギャギャギｬッ！！





炭治郎「(片目を潰されたから何だ！俺は匂いで物を見ているんだ！嗅げ！嗅ぎ分けろ、透き通る世界を...)カハッ」




攻撃が速すぎて嗅げない、息が続かない！！

必死になり過ぎてすぐそこに迫る壁に気づけず

ゴッとぶつかり体勢を崩してしまう

壁っ...！！しまった周りが全然見えてなかっ...






冨岡「炭治郎ーっ！！」





バッと横を見ると無惨の攻撃が目の前に迫る





炭治郎「(そんっ...な、ああっ！！駄目だ！！)」






もうダメだと死の淵を見た瞬間


ドゴンッ！！と勢いよく天井が破れる






甘露寺「やめなさいよー！！」


無惨「！？(この女は...)」







天井から振ってきたのは

死んだと言われた甘露寺さんだった

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