30勝利side ページ30
勝利side
健「俺をこのまま死なせて？」
健人くんの本音…ずっと聞きたかったはずなのに聞いた今凄く後悔している…
実は健人くんには伝えていないけど、俺と風磨くん、聡とマリウスは先生に
先「中島さんはあと3ヶ月の命です」
と言われていた。
健人くんが寝てすぐ俺と風磨くんは何も喋る事が出来なかった。
ｶﾞﾁｬ
病室に聡マリが入ってきた。目を真っ赤にして…
『…何処から聞いてた？』
聡「…多分最初の方から」
マ「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」
我慢が出来なくなったのかマリウスが泣き出した。
それから皆黙ったままだった。たった3分かもしれない。でも俺には何時間にも感じられた。
沈黙をきったのは風磨くんだった。
風「…なぁ…どうすればいいかな？…中島は勇気をだして本音を言ってくれた…それに俺達は答えてやりたいよ…でも頑張ってとか元気出せとか言うのは…ちょっと違う気がする」
風磨くんは声を震わせながら言った。風磨くんの言う事はよく分かる。俺にも正直分かんない。
聡「…ねぇ…ちょっと提案があるんだけど…」
提案？
聡「健人くんも連れて皆で旅行に行けないかな？」
風「…はぁ？」
マ「…健人くんは歩けないんだよ!?」
聡「分かってる…でも！でも知ってるでしょ!?健人くんは後少ししか生きられないんだよ!?」
マ「でも…」
聡「勝利は!?勝利はどう思うの!?」
俺は…俺の答えは決まっている
『俺は…賛成…』
風磨くんとマリウスが大きく目を見開いたのが分かる。
『健人くんが今不安定なのはストレスが溜まっているからだと思う…少しでもリフレッシュさせてあげたい…』
聡マ風「『……』」
長い沈黙が流れた。
風「……分かった。先生に頼んでみる」
マ「僕も…賛成…」
聡「マリウス…風磨くん…ありがとう」
風「お前達の為じゃないからな？中島の為だ////」
礼を言われるのが照臭いのか顔を真っ赤にしている。
ツンデレなんだから〜
健人くん。健人くんが安心出来るように俺らも頑張るからね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukine(プロフ) - くるみさん» くるみさんはいつも読んでくださってますよね？ありがとうございます。リクエストにも答えてくださって…感謝です。こんな作者ですがよろしくお願いします！ (2019年6月10日 23時) (
レス) id: bb3b31a640 (このIDを非表示/違反報告)
yukine(プロフ) - mauさん» 私本当にmauさんの作品が大好きです！そんなmauさんにコメントを貰うことが出来て嬉しいです（>_<）これからもよろしくお願いします！ (2019年6月10日 23時) (レス) id: bb3b31a640 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 移行おめでとうございます！毎日更新されていて、凄いなと思いながら読んでいました。私も見習いたいです｡+ﾟ(ﾟ´Д`ﾟ)ﾟ+｡楽しみに続編待っていますね。私も頑張ります！ (2019年6月10日 22時) (レス) id: 5c0fc337d9 (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - yukineさん更新お疲れ様です！いつもコメントくださるので、私もお邪魔しちゃいました(＞＜) 思ってなかった展開で驚いています！とても読み応えがある展開で、何とも言えないスリル感が読んでいてワクワクします！次の更新も楽しみにしています(*^^*) (2019年6月9日 19時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
yukine(プロフ) - ぬんさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！これからも更新頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年6月2日 9時) (レス) id: bb3b31a640 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yukine | 作成日時：2019年5月21日 21時
