記録37「御守り」 ページ45
『あっ、お帰りなさいませ！ショッピ様！』
そう言って、パタパタと駆け寄るA。
『…ショッピ様？』
shp「えっと、ただいま」
俺が頭を撫でると、ふにゃりと笑う。
確かに、確かに可愛いけど…
『実はですねショッピ様、話しておきたいことがありまして…』
Aは言いづらそうに、言葉を詰まらせた。
shp「またなんかやったん？」
大抵言葉を詰まらせる時はAがやらかした時。まぁ、もう慣れてるから今更何言われても驚かへんくなってもたなぁ…。
そう考えると、Aが俺のメイドさんになってから2ヶ月が経とうとしてるんやな。
『1週間後に、久しぶりに実家に帰ろうと思ってまして…』
shp「…!!」
『み、3日ほどなのですが！お、お伝えしておこうと…。まぁ、ショッピ様は私がいなくても関係はないかもしれませんが…
shp「えっ帰るん！？」
…は、はい』
『だ、ダメです？』と首を傾げるA。い、いや…ダメやないけど…。
もし、あの姫の情報が本当なら…
ーー
sha「なぁ、もしAちゃんが姫ならなんでこんな所でメイドしとると思う？」
kn「そんなん…スパイ目的ちゃうんか？」
sha「…やっぱ、それが一番妥当か」
ーー
Aに限って姫、スパイなんて考えたくない。
だって…Aは俺の…
shp「メイドやから…」
『た、確かに、専属メイドですが…!!そこをなんとか、お、お願いします…!!』
shp「え？」
『…えっ？』
つい口に出てた…。Aはなんか勘違いしてるみたいやけど…
shp「いいですよ。帰るの。その代わりこれを持っていって」
俺は手乗りサイズの小さな巾着袋を渡した。
『これは…』
shp「ただの御守り。俺の大事な御守りやから肌身離さず持っとってくださいね」
『…はい！』
Aは本当に素直やなぁ…
俺はもう一度ふわふわとした髪をくしゃっと撫で、その場を離れた。
そして、廊下を曲がった所に立っていた人影に声をかけた。
shp「…。聞いてたん大先生やったんですね」
ut「しょ、ショッピ君！き、聞く気はなかったんやけど、たまたま通ろうとしたら聞こえてきてな！？」
俺とAが喋っている所を誰かに見られている気配に気づき、見に来てみると大先生だった。
大先生は焦ったように言い訳をしだす。
ut「いやぁ…御守りとか言いながら、ちょっと可愛くない御守り渡しとるんは黙っとくから！」
shp「さすが大先生。気づいてたんですね」
別にあれくらい…ね？
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#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - いやだ。。。夢主かわゆすぎ…面白かったです (2020年8月15日 21時) (
レス) id: b6acf939c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - 甘夏さん» 甘夏さんはじめましてです！わぁぁ、そういってくださって嬉しいです！ (2020年2月29日 17時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
甘夏(プロフ) - 夢主のはずなのにはじめてのおつかいのようなほっこり感、このロリかわいすぎる…!!!!!ありがとうございます作者様…！ (2020年2月22日 15時) (レス) id: 8fcfc41175 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あ、ありがとうございます…!!好きと言って貰えて書いている作者としては嬉しい限りです！ロリはいいですよ...(ﾎﾞｿｯ) (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - みどりさん» わぁぁ、最初から予想されてたんですね！凄いです！これからもよければよろしくお願い致します...!! (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
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