記録12「頼み事」 ページ13
em「読み書きできるようになったAさんを見てもらって来てください。きっと頼ってくれるはずですよ」
エーミール様がそう仰ってくれたので、私は勇気をだして、ショッピ様の部屋を訪れていた。
shp「A？どうしたん？」
『あ、あの！え、えぇっと…』
shp「？」
ショッピ様は椅子に座り、片手にペンを持ったまま私の二言目を待っている。
このままでは、仕事の邪魔になってるだけになる。い、言わなきゃ…
『あの、わ、私になにか出来ることありませんでしょうか…!!』
shp「…」
ショッピ様は私を見つめたまま何も言わなかった。いつもならここで引き下がりますけど、今日は私引き下がりません。
なぜなら、エーミール様への御恩もあるからです。
『私、読み書きできるようになりました！』
shp「…は？」
『えっ？』
ショッピ様の意外な反応に戸惑う。
あれ…喜んでくれると思ったのですが…
shp「ちなみに、誰に教えてもらったんですか？」
『エ、エーミール様です…』
shp「ﾁｯ」
『！？』
え、今舌打ちしませんでした！？も、もしかして、メイドの分際でエーミール様なんかに教えて貰いやがってといった意味なんですかね！？
『も、申し訳ございません…』
shp「なんで謝るん？…まぁ、じゃあコレ、トントンさんとこ出してきて貰えます？」
そう言ってショッピ様は書類を渡した。初めての頼み事だった。
shp「それ渡したらすぐ俺のとこに帰ってきてください。絶対やで？」
『は、はい！かしこまりました』
shp「あと一つ聞いていい？」
『は、はい？』
shp「エミさんとはどこで知り合ったん？」
『ぇ？』
何故それを知りたがっているのかは分かりませんでしたが、ご主人様からの質問なので丁寧にお答えする。
shp「ふーん…。そうなんや。じゃあ、これだけは守って欲しいな。
絶対に訓練所には近づかんように」
親が子供に言うように、優しい声でそう言うショッピ様ですが、その目はなんだか怖く見えた。
『承知しました』
shp「じゃあ、頼みますね」
『はい！』
私は書類をしっかりと両手で持ち、トントン様のいる部屋へと向かった。
初めて頼られてしまった…
私はこの日、嬉しくて日記帳の日付の横に花丸をつけたのだった。
…
…
一方のショッピ様
shp(口ではいい返事やけど、ホンマに守ってくれるんかな…この人)
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#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - いやだ。。。夢主かわゆすぎ…面白かったです (2020年8月15日 21時) (
レス) id: b6acf939c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - 甘夏さん» 甘夏さんはじめましてです！わぁぁ、そういってくださって嬉しいです！ (2020年2月29日 17時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
甘夏(プロフ) - 夢主のはずなのにはじめてのおつかいのようなほっこり感、このロリかわいすぎる…!!!!!ありがとうございます作者様…！ (2020年2月22日 15時) (レス) id: 8fcfc41175 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あ、ありがとうございます…!!好きと言って貰えて書いている作者としては嬉しい限りです！ロリはいいですよ...(ﾎﾞｿｯ) (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - みどりさん» わぁぁ、最初から予想されてたんですね！凄いです！これからもよければよろしくお願い致します...!! (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
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