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she side
「それで今日は嬉しそうなのか」
『そう見えますか？』
「いつも以上にニコニコしてるわ、生クリームの量が多いわでわかりやすいゾ」
彼、名前はロボロさんと言うらしい。
そのロボロさんと出会った翌日、私はバイト先であるカフェにいた。私の働くカフェは、有名な現代風カフェではなく、知る人ぞ知るといった趣のあるカフェである。
常連も多く、現在私と話している彼もその1人だった。
「まぁ、うまいから大いに越したことはないけどな」
そう言って食べ進める男性。彼の正体は不明だ。以前私が名前を聞くと、"グルさん"と名乗った。よく見れば総統様に見えなくもないが、
私には"色の認識が出来ない"
だから割と似ている人なんてゴロゴロいる。
それにです。そんなお偉いお方がただパフェを食べにここに来るはずがないですからね。
『初めて会った人なのに、絵を褒めてくれたり、絵を欲しいと言ってくれてり、あの時は言えなかったんですけど、とても嬉しかった…』
gr「Aの絵の良さがわかるとはやるなぁ、ソイツ」
グルさんにも1度私は絵を見せたことがあった。素晴らしいと賞賛してくれ、色について触れてこなかった唯一の人だった。逆に言えば不思議な人だと思った。
『グルさんにも今度紹介しましょうか？』
gr「気にはなるが、遠慮しておこう」
『グルさんって誰にも会いたがりませんよね…どうしてなんですか？』
グルさんは私以外に会おうとしない。グルさんが来るのは店長がいない日、もしくはお客が少ない時間にやってくる。
gr「俺はお前に会えればいい。それだけやからな」
『？』
gr「さて、食べ終わったし帰るとしよう。また来る」
『ありがとうございました』
グルさんは席にお代を置いて、店を後にした。私は笑顔で見送る。
(グルさんって本当に不思議な人だなぁ…)
『あっ、おかえりですか？ありがとうございました』
グルさんと同時期に店を出ようとした別のお客様にも私は声をかけた。彼はペコッと一礼するとグルさんを追いかけるように同じ方向へと歩いていった。
(この季節にマフラーで顔隠し…。怪しかったけど大丈夫かな。)
ストーカーだと不安だなと思いながらも、なんだか彼なら大丈夫か、という安心感から私はテーブルを片付けるため店内へと戻った。
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あまね(プロフ) - ぼくもスタンプラリーしたいんで完結はちょっと待ってください（） (9月2日 20時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 3作品のうち2つ見てます！もうひとつも時間がある時見ますね！ (2021年2月11日 18時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！！！！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この二人がカップルにしか見えない私は末期です？？ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 0dab1fec32 (このIDを非表示/違反報告)
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