18枚目 ページ19
she side
「…さ、…さん、Aさん！」
『は、はい！ろ、ロボロさん…』
グルさんが総統様であることを知った翌日、私は、いつものように声をかけてくれたロボロさんに気づかないほどの考え事をしていた。
鉛筆は昨日描きあげた所で停止しており、それを不思議に思った彼が私の額を手で押えた。
rbr「んー、熱は無いな。なんや、悩み事か？」
『えっと…まぁ』
rbr「力にはなれへんかもやけど、話くらいは聞くよ？」
優しいトーンでロボロさんはそう言ってくれた。
私はそんな優しい心を無下にすることは出来ず、相談することにした。
『ロボロさんって、グルさんとお知り合いでしたよね』
rbr「え？あぁ、うん。」
『では、グルさんがグルッペン・フューラー様であることもご存知でしたか？』
rbr「…知ってるも何も、あれをどう見たらグルッペンじゃなく見え______そうか、あんさん」
『…私は知りませんでした。グルさんがグルッペン様であることを。私は昨日ご自宅に招かれて、初めて知りました。』
rbr「そうか、家に…ん？家に招かれた？城に来たんか！？」
『は、はい』
ロボロさんは私の肩を強く掴み、紙越しであっても、ものすごく焦っている様子が伺える。
『私、知っての通りカフェで働いているんですけど、昨日、グルさんにうちで働かないかと誘われたんです。…それで悩んでいて』
rbr「んん"ん"ん"？えっ！？うちで働く！？Aちゃんが！？」
ロボロさんはいつもの冷静さはどこに行ったのだろうと思う程取り乱していた。
(Aちゃんって呼んでる…)
私はとりあえず携帯を開き、昨日の夕日の写真をロボロさんに見せた。
rbr「…ごめん、取り乱したわ。それにしても、綺麗な夕日やな」
『お城のてっぺんから撮った写真なんです。ロボロさんに1つお聞きしたいのですがいいですか？』
rbr「うん」
『この夕日が絵になるとどう思いますか…？』
私は少し不安で下を向いてしまう。
もし、彼がどうも思わないのであればグルさんのお誘いはお断りしようと考えていた。
けれど、そんな思いは彼の笑顔と声で一瞬で緑の葉と共に吹き飛ばされることとなった。
rbr「Aさんが描くんやろ？
ぜっったい最高の1枚になると思う！！」
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あまね(プロフ) - ぼくもスタンプラリーしたいんで完結はちょっと待ってください（） (9月2日 20時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 3作品のうち2つ見てます！もうひとつも時間がある時見ますね！ (2021年2月11日 18時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！！！！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この二人がカップルにしか見えない私は末期です？？ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 0dab1fec32 (このIDを非表示/違反報告)
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