【崩壊スターレイル】星神を享受せよ (ページ29)

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「今の話を聞いて思ったんだけどさ＿僕も人類補完計画に加入できるのかな？」

私とエッグタルトを巡る無言の攻防を広げるアベンチュリンが、ついに口を開いた。

そういえば、いつの間にか拘束具が外されている。全然気づかなかった。マジでいつの間に？
愛し子の前だからって流石に緊張感がなさすぎる

っしゃあ！勝った！！タルトうめぇ！
歳月が違うんだよ、歳月が！

…っと、使令の話に戻らねば。

『ほんふぇ？ふぉいりはいの？』(なんで？入りたいの？)

「入りたくない、と言えば嘘になるけど、ちょっと気になってね」

『ふごふご』

「咀嚼し終えてから話せアホ
はぁ…構成員がこうも愚かだとは、人類補完計画も考えものだな。」

「教授は加入するのかい？」

「保留だ。もう少しこのアホを見極めたい」
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『加入しても良いけど…そうだな、君には加入条件をつけようか』

「入社試験みたいだね。どんなものかな？」

『君の記憶を読み取らせてほしい、そこで判断しよう』

チョークを投げられてほのかに赤くなった額を冷ましながら、アベンチュリンの質問に答える。

痛覚を人間と同程度にしていたが、これほど後悔するとは思わなかった。

私とアベンチュリンが争って食べたのが興味を引いたのか…
レイシオが最後のエッグタルトの勝者になるとは。

しばらく経ったのにまだ痛い。

「ガーデンオブリコレクションみたいだ。君も掛け持ちしてるタイプかい？」

『いや全然。人間性を判断するだけだよ』

「へぇ…人類補完計画って、使令と同じ扱いなんだよね」

『もちろん！今お買い上げいただくと、使令の権能と星神をいつでも呼び出せる笛をプレゼント！』

「でもお高いんだろう？」

『本来3恒河沙信用ポイントが必要なところ…なななんと、記憶を共有するだけで100%オフ、笛も即日配達です』

「お得だね！今すぐ診断をお願いしよう！」

「待っ……はぁ…いや何でもない。好きにしろ、僕は責任を取らない。
後で泣きついても知らないからな。」

すご、レイシオが見放すことってあるんだ…