【原神】切実に死にてぇ (ページ7)

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「ここ部外者入れないからさ、場合によっては処罰しないといけないんだけど…
明らかにファデュイの子じゃないよね。」

『そうですね。世界から見ても部外者って感じでして、割と困ってます』

「…その脳筋とあまり絡むな。」

「ひどいなぁ、俺はレディーをエスコートしてるだけだよ？」

『そうです、レディーなのでエスコートされています。』

「チッ…ほら身分証だ。無くしたら牢獄行きだからな」

これ以上話したらバカが移ると言わんばかりの態度です。

コートを羽織らせてくれた彼は公子というらしく、道中のことを色々と聞かれました。
ただ、カーンルイアやアビスの話、あと散兵の部下の話のときは彼から舌打ちをもらったのです。

どうせ殺されても死にませんし、散兵さんの反応が面白いから公子さんに色々話してしまおうかと＿

「そうか、おもてなしのケーキはいらないようだ」

『無礼をお許しください』

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「…執行官11名、全員揃いました」

「よろしい…して散兵、その少女はどうしたのですか」

「報告します。僕がアビスの探索で見つけた人間です」

『…。』

召使「おい、女皇陛下の御前なのだ。弁えないか」

『いふぁ、けーふぃがおいひくへ』 (いや、ケーキが美味しくて)

「君すごい度胸だねぇ、戦闘の心得があるなら一回勝負してみたいな」

ちょっと待ってください、このオレンジケーキが美味しすぎるんです。

他の執行官の方には紅茶が出されているようですが、私の前には大量のスイーツがありました。
もう食べない手はないでしょう。食べなければ失礼というものです。

太る…？よく分からない単語ですね…。

あまりの美味しさに、女皇陛下がガン見する中2個目に突入＿する前に、愛しのケーキが氷漬けにされました。
シャーベットみたいになっても美味しそうだな…

「コホン…」

『ごきげんよう女皇陛下、Aと申します。
出身は日本、育ちは東京、事故でカーンルイアに飛ばされました。

不老不死なんですが、かなり不満なので天理という方を1発殴りたいと思っております。
そこで皆様にお聞きしたいのですが…天空の島、というのはどうやって行くのでしょう？』

「…それが出来たら苦労はしない。よもや、ここでカーンルイアの生き残りに会えるとは…」