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『ふむ…ここが敵の本拠地ですか…』

「ファデュイの本拠地だ」

『そうとも言いますね』


カーンルイアの広場や璃月港に比べれば些か活気は劣りますが、それでも人の往来は多々あるようです。
下着とワンピース一枚くらいしか着てないので、さすがに寒いですね…
既に一回凍死してます。すぐ起きましたが。

部下くんの暖かそうなコートを、どう強奪しようか悩んでいましたが、割とすぐ室内に到着しました。

散兵さんが言うには、ファデュイの…ファトス…?執行官…?が、一堂に集まる会議だそうです。
女皇陛下なんて仰々しい名前の方が出るくらいですから、それくらい集まるのでしょう。

天理をぶっ飛ばす情報が手に入ることを期待します。



「しばらくそこで待ってろ、身分証を発行してやる」

『ご親切にどうもありがとうございます』


ロビーのようなところで、一人寂しく佇んでいます。
どうやら執行官さんしか入れない場所のようで、部下くんたちはいません。

執行官さんからどう上着を剥ぎ取りましょう。よくよく考えると、寒さは女の敵でした

散兵さんからはこれ以上剥ぎ取れませんよ?
彼、半袖半ズボンなんです。コートが無かったら、もう見た目が寒そうで寒そうで…


「おや?迷子かな?」

『…ごきげんよう、天空の島に行く方法知ってますか?』

「え…いや、知らないけど…」

『知らないなら大丈夫です。それでは』

「ちょっとちょっと、女の子がそんな薄着だと死んじゃうよ?」


オレンジ色の栗毛の殿方、素晴らしいおもてなし精神ですね!
羽織っていた白いコート(おそらく散兵さんと同じ種類)を貸してくれました。とても暖かい!

そろそろもう1凍死するところでした。なんて紳士的なんでしょうか、彼の部下は幸せ者ですね。
散兵さんにも見習って頂きたいものですねぇ…


『ありがとうございます!』

「いいよ気にしないで。それより君、ここがどこだか分かってるのかな?」

『敵の本拠地です』


「…俺が誰かは知ってる?」

『気遣いの塊、紳士、情に溢れた素晴らしい殿方』

「あはは、そんなに言ってくれるなんて嬉しいな」

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0 - LOVE&LOVE (2月18日 10時) (レス) id: 645ad981c2 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - LOVE (12月30日 23時) (レス) @page8 id: 0cfee3a304 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初代の2代目 | 作成日時:2023年10月12日 18時

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