46話 揺れる心 ページ2
学校祭の準備が本格的に始まって、みんながわくわくしているのがわかる。
大道具や細々とした道具や、メニューの試作をワイワイと楽しそうに話しながら進めている。
接客組も当日までやることが無いので店の準備を手伝う。
「授業が無いっていいね〜！」
美穂が生き生きと看板に色を塗る。
「そうだね」
「浮かない顔してどうしたの？ なに、まーだ接客やりたくないって言ってるの？ いい加減諦めな
よ」
「そこはもういいけど……」
「だったらなに？ 白石くんのこと？」
「私の周りエスパーしかいないのかな？」
「わかりやすいの。で？ 白石くんがなに？」
「何考えてるのか、わからない。そういう所がちょっと、怖くて……」
「あ〜。そうだね。腹の底が見えないよね。でもさ、Aがそう言うの考え始めるのって白石くん
に興味がわいたの？」
「そうじゃないけど。一応、一緒に住んでるし。不気味なまま一緒にいたくないでしょ」
ふとしたときに見える慎哉の真っ暗な瞳。
何を考えてるのか、まったくわからない。
「ふぅん。白石くんに聞いてみれば？」
「は？」
「直接、白石くんに何を考えているのか聞いてみればいいじゃん。Aにならなんでも教えてくれ
そうだよね」
「いやいやいや、そんな教えてくれるわけないじゃん」
「Aならいけるよ」
「どこからそんな自信が」
「勘！」
「あっそう……」
「でもさ」
手を止めてこちらを見て微笑む。
「Aがそうやって男の子に興味持つの、嬉しいな」
「美穂」
「もう付き合っちゃえよ」
「ちょっと何言ってるのかな。そう言うのじゃないから」
「ええ〜。お似合いだと思うけどなぁ。気付いてないだけで、心ではちゃんと意識してると思う
よ？」
「ないない」
ちょっとしたことで落ち込んでも側にいてくれて、話を聞いてくれて。おいしい料理を作ってくれ
て。私の趣味に何でも興味持ってくれて。何かあったら過保護なぐらい心配してくれて……。
けど、そんな気持ち、ない……のかな？
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アラ - ヤンデレな好青年に捕まりました。この後の小説書いてください！あと、面白勝ったです！ (2018年7月7日 22時) (
レス) id: 0d8e98d313 (このIDを非表示/違反報告)
夜子(プロフ) - あるてぃめっつさん» お待たせしました！ ありがとうございます！ 今後はもう少しペースをあげてかければ良いなと思っております、頑張ります！！ (2018年2月6日 19時) (レス) id: 834a84d251 (このIDを非表示/違反報告)
あるてぃめっつ(プロフ) - 更新待ってました…！！このヤンデレ(なはず)なのにほのぼのとした空気というか世界観が大好きでたまりません！更新楽しみにしてます！ (2018年2月6日 18時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
夜子(プロフ) - みゆいさん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2018年2月4日 23時) (レス) id: e14fd457a0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆい - 更新楽しみにしています！！ (2017年11月22日 22時) (レス) id: 159ee849b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜子 | 作成日時：2017年3月9日 13時
