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源頼光×女主5 ページ14

その後は頼光がカルデアを案内するといい、Aはずるずると引きずられるような形でカルデアを案内してもらったのだった。

×××

カルデアの案内も終わり、Aの自室として割り振られた部屋で少しばかり会話を交えて頼光はAの元を名残惜しそうに後にした。召喚初日、目まぐるしかった1日の中で、Aはようやく一人の時間にありつけた。

「……貴女の愛は狂気だ」

ドアの外に消えた頼光の姿を思いながらAは小さく呟く。
2回。あの人は2回も私の母になると言ってくれた。
もちろんAに一度目の記憶はないし、『幸せな家庭』に産まれることのできなかったAにはありがたいことなのだ。ただ、その反面、愛されることへの抵抗やその愛を受け止めきれるのかといったプレッシャーが重くのしかかってくるのだ。頼光の狂ったような深い慈愛は確かにAを苦しめる。そして何時か自分は彼女を傷付ける。そう、記憶には無い記録がA自身に伝えるのだ。

「それでも」

目を閉じ脳裏をよぎるのは、冷たい床と痛む身体のみ。

「愛されていたんだ」

冷たくなる自分の身体を最期まで包んでくれた暖かさ。
髪留めを外してみつめる。ここに召喚された時にはもう既に付いていたそれは、自分で買ったのか、誰かに貰ったのかもわからない。それでもAにはとても大切なものに思えて仕方がなかった。

「最期ってなんだろ?…変なの」

サーヴァントになっているのだから何らおかしなことはない。それでもAがおかしいと思ってしまうのははっきり死んだ記憶がないからだろう。髪留めを付け直し、ベッドに倒れ込む。サーヴァントは夢を見ないし、睡眠の必要も無い。けれども、今眠れば幸せな夢が見れる。そう確信してAはゆっくりと目を閉じた。









【記録】
A:貧しい家庭の生まれで愛されなかった少女。小学6年生の頃バーサーカーを召喚。第■次聖杯戦争に参加することとなる。
魔術師としての才能はなかったが、■■■■戦、■■■■戦は勝利を収める。しかし■■■■戦にて殺害される。

記憶→←源頼光×女主4



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(プロフ) - uruさん» わかりました!ご期待に添えるよう精一杯頑張らせていただきます! (2020年5月1日 18時) (レス) id: 447631ae83 (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - 特に要望とかはないので好きに書いてほしいです!ありがとうございます! (2020年5月1日 10時) (レス) id: 8638e73a61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - uruさん» ありがとうございます!自画自賛になりますが、私もエレちゃんのお話お気に入りなので嬉しいです!リクエスト、クーフーリンオルタの方で書かせていただきたいんですけど何かご要望などありますでしょうか? (2020年5月1日 6時) (レス) id: 447631ae83 (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - エレちゃんとのお話が大好きで、ちょっとじわっと来ました!リクエストなんですけどアルジュナかクーフーリン【オルタ】と女夢主のお話を書いてくれませんでしょうか。お願いします! (2020年4月27日 0時) (レス) id: 8638e73a61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます!承りました〜。少しお時間がかかってしまいますが気長にお待ち頂けると嬉しいです…! (2020年3月24日 19時) (レス) id: 447631ae83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年4月3日 21時

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