・ ページ21
ラウールside
鍵の開く音がしてドアを開ければ、康二くんの震える肩が見えて泣いていることが一目でわかった。
後ろからそのまま抱きしめると、俺の腕を両手で掴む康二くん。
康二「ラウ、ル…ご、めんなさい。さっき酷いこと言って…ほんまはっ、あんなこと思ってない、ねんっ」
ラウ「うん。分かってる」
康二「ラウならっ、絶対パリコレモデルなれるって俺思うよっ、」
ラウ「うん。ありがとう」
康二「でもなっ、離れたくないねん、ラウと一緒におりたいっ、、」
ラウ「うんっ、」
康二「ラウ、ホンマに行くん?」
ラウ「…」
康二「俺、置いて行くの?寂し、ないの?…会いたいと思うのは俺だけ?グスッ」
ラウ「…康二くん……」
抱きしめる腕の中で子どもみたいに泣きじゃくる康二くんは、今まで見た事ないほど甘えたでわがまま。
でも、俺と離れたくないとダダをこねるのが可愛くてめちゃくちゃに甘やかしたくなる。
康二「ラウがおらんくなるなんて、寂しい、イヤや…」
ラウ「俺だって寂しいよ。康二くんと離れるの嫌だよ…。こうやってずっと抱きしめてたいよ?寂しくないわけないじゃん」
康二「…うっ、ウソや…」
ラウ「嘘じゃない」
康二「…うぅ、…ラウぅ〜…グスッ」
ラウ「ん?」
康二「もっとぎゅってして、だっこして」
ラウ「うん。いいよ。おいで」
体制を変えて、俺の方を向いた康二くんの顔は涙でぐしゃぐしゃで。
でもそんな顔でも可愛いと思ってしまう。
少し俺と目を合わせると、また大粒の涙を流しながら今度は康二くんが正面から俺に抱きついてきて首に両腕を回して首元に顔を埋める。
康二「ラウ〜…だいすきや〜〜」
ラウ「俺も大好きだよ、康二くん」
康二「…俺も、最高の、カメラマンっ、、なるから」
ラウ「うん。約束ね」
康二「約束…」
お互いに右手の小指を絡めて約束をしてから、再びぎゅっと抱きしめ合って、久しぶりに2人で同じベッドに寝た。
【半年後/空港】
ラウ「じゃあ、行ってくるね!」
辰哉「行ってらっしゃい。気をつけてな」
ラウ「うん」
蓮「ほら、康二…」
ラウ「…康二くん、毎日連絡するね」
康二「ええよ、やることたくさんあって忙しいやろ」
ラウ「俺がしたいの」
康二「ん。わかった…ラウ、行ってらっしゃい(ニコッ)」
ラウ「、行ってきます(チュッ)」
康二「っ///ラウ!」
蓮「おまっ、何やってんだよ」
ラウ「キャハハッ///じゃあね!」
☆夢と現実☆end
2033人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきみ島(プロフ) - SSさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。とても嬉しいです!遅くなりましたが、本日その6を作らせて頂きましたので、少しでも楽しんで頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 22時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - reborncaさん» コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。読みたいと言って頂けてとても嬉しいです。本日その6を作らせて頂きました。少しでも楽しんで頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 22時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - 乃亜さん» コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。楽しみにして頂けて嬉しいです。遅くなりましたが本日その6を作らせて頂きましたので、よろしければまた読んで頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 22時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - Jinさん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅くなり申し訳ありません。楽しみにして頂けて嬉しいです。本日その6を作らせて頂きましたので、もしよろしければ読んで頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 22時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - miruさん» 温かいコメントありがとうございます。そして、お返事が遅くなり申し訳ありません。その1から読み返して頂いているのですか!?とても嬉しいです(;_;)本日その6を作らせて頂きました。少しでも楽しんで頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 22時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆきみ島 | 作成日時:2020年11月13日 14時